3、ローリスクで少しずつ稼ぐ
FXはルールさえ守れば、誰でも簡単に儲けることができる可能性が高い対象です。方法は簡単です。
平時よりも2円以上下落したところで高金利通貨を買います。
一気に多額のポジションを持つのではなく、1枚単位とか2枚単位とか、小分けにします。なぜなら、まだ下がるかもしれないからです。
しかし、そもそもある程度下落したタイミングで買っていますから、下値余地は限られている場合が多いので、そう恐れることはありません。
さらに下がれば20銭~50銭以上の間隔を開けてナンピンします。このときも、1~2枚ずつです。
使う証拠金の額(ポジションを持つ金額)は、預け入れた資金の10分の1以内を目安にします。
それ以上ポジションを張ってしまうと、予想以上の相場変動が起こったとき、強制ロスカットされてしまうリスクがあるからです。
そして、あとは回復するまでスワップポイントを得ながらほったらかしです。
イフダン注文(この値段になったら買い、この値段になったら利益確定する、という自動注文の方法)で仕掛けているので、自動的に約定し、自動的に決済されます。
狙う利幅は、20銭~50銭です。リスクを抑え、小さな利益を積み上げます。
私は原則として損切りはしないで回復を待つスタイルをとっています。もちろん、短期で上がれば利益確定しますが、長期になっても問題ないよう、高金利通貨をロング(買い)で持つのです。
私もこの原稿を書いている現在、含み損がありますが、スワップポイントは1日5,000円つきます。1ヶ月塩漬けになっても15万円の金利収入です。
もちろん、これは私のトレードスタイルなので、絶対というわけではありません。将来はわかりません。
しかし、震災直後の歴史的な円高にも耐えて利益を出せたため、現時点では有効ではないかと思います。
いずれにしても重要なのは資金管理とポジション管理です。
クロス円であれば、1円動くと1万円、10円動くと10万円の損益が発生します。
強制ロスカットされるのは、預け入れ資金に対して、ポジションを持つ量が多すぎるからです。
そのうえで、ある程度下落したところを待って買い拾えば、ほったらかしで有力な運用の手段になるでしょう。
引きこもりリスクに注意(笑)
ただ、私にはひとつ、心配があります。この方法をマスターしたら、まともに仕事をするのがバカバカしくなる人が大勢出てしまうのではないか、という心配です。そのくらい破壊力があります。この方法を取材のときにライターさんに話したところ、彼女もFXを始めました。
そして今、月20万円くらい稼いでいるそうなのです。
彼女も「引きこもっちゃいそう」と笑っていました。