おすすめ道草ルート
■近江町市場からひがし茶屋街までに道草さて、効率良く観光地を巡る一方で、ふらーっと横道にそれるのも自転車ならではのだいご味です。金沢は戦災にあっていないので、昔ながらの街並みが多く残っています。中でもおすすめなのは、近江町からひがしやま茶屋街に行くときに、大通りからそれてみると金沢ならではの、くねくねした道を楽しめます。
わかりづらい中にもわかりやすいのが、このバス停をポイントに左に入る道です。金沢駅や近江町市場側を背にした時に、左手にある北鉄バスの尾張町バス停です。
地図:Yahoo!地図情報
この道を進んでいくと、写真のような分岐点が出てきます。各方面への道しるべがあります。例えば、飴の俵屋や宮田鈴庵、彦三緑地、主計町など、金沢ガイドサイトで紹介したスポットに行くことができます。それぞれ方向は違いますが、およそ5分くらいで各スポットにたどりつけますよ。
■街中にホタル!? 白鳥路
次はひがし茶屋街から兼六園、金沢城公園に行くまでにおすすめな道です。浅野川を背にして進んでいくと、大手町という交差点が出てきます。交差点を右折すると金沢城公園の大手掘に行けますが、その手前に緑がうっそうと茂った「白鳥路(はくちょうろ)」があります。
ここのせせらぎにはゲンジボタルやヘイケボタルがいます。市街地にホタルが飛び交う光景を再現しようと、かつて金沢市や市民が協力してホタルの幼虫を放流していました。
ホタルが見られるのは、6月から7月下旬ごろまで。期間中夜間は照明を消して暗くしているので通る時は注意が必要です。
地図:Yahoo!地図情報
街中なのに緑が多いところは他にもたくさんあります。ここもその一つ。兼六園の駐輪場から金沢城公園とは反対方向に坂を登って行くと、石川県立美術館周辺に行くことができます。美術館内には石川県出身のパティシエ・辻口博啓さんがプロデュースするカフェもあり、休憩にはぴったりです。
地図:Yahoo!地図情報
ところで坂を上がるときに歩道が狭くて、思わず車道を走りたくなるのですが、カーブになっているところは極めて危険なので注意してください。
■桜の季節におすすめな、自転車ならではのスポット
桜の季節は犀川の堤防でも桜を楽しむことができます。どれも立派で見ごたえがあります。川の流れのすぐそばを自転車も走る事ができるので、ぜひ近くに行ってみてください。
地図:Yahoo!地図情報
さらにもう一か所。犀川水系の伏見川というのがあるのですが、その川沿いの桜並木もきれいです。
地図:Yahoo!地図情報
このように自転車を使うと、点ではなく線として金沢を巡ることができます。さらに、道に迷えばそれだけ多く地元の人と話すこともできます。思い出や感動がいっそう増えるに違いありません。