デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

キヤノン iVIS HF M41(2ページ目)

キヤノンのデジタルビデオカメラキヤノン「iVIS HF M41」をレビュー。おまかせオート機能に加え、「シナリオモード」や「タッチデコレーションなど、遊び心のある機能を紹介します。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

こだわりオートで、簡単にきれいに撮れる

本体のモードスイッチを「AUTO」に設定すると、「こだわりオート」が利用できるようになる

本体のモードスイッチを「AUTO」に設定すると、「こだわりオート」が利用できるようになる

屋外での撮影といっても、朝と夕方、晴れや曇り、雨、そして夜景など、さまざまな撮影シーンがある。本来ならそれぞれに適した設定で撮影する必要がある。それが面倒で利用するオート設定は、画一的で、シーンごとの変化に対応していないといった問題があった。しかし「こだわりオート」では、動きや明るさ、色合いなど38のシーンを自動的に判断し、そのシーンに適した最適な設定をしてくれる。だから撮影した映像は、一番きれいな設定で撮れる。ビデオ撮影に慣れていない人にとって、一番頼りになる機能だ。

手ぶれ機能も強力だ。パワードISボタンを押しながら撮ると、通常の手ぶれをさらに補正してくれる。まるで三脚を利用して撮ったような、手ぶれのない映像には驚きだ。

 

シナリオモードで撮影を指示してくれる

撮りたいテーマを選ぶと、そのシーンに合わせて「どういうシーンを撮ればよいか」をカメラが教えてくれる

撮りたいテーマを選ぶと、そのシーンに合わせて「どういうシーンを撮ればよいか」をカメラが教えてくれる

学校行事や旅行など、テーマに応じておすすめの撮影シーンをカメラがガイドしてくれる「シナリオモード」機能が搭載された。たとえば学校での発表会。何から撮り始め、どのようなシーンを撮ればよいのかを具体的に教えてくれる。テーマは「旅行」、「キッズ」、「学校行事」など、10個の中から選ぶことができる。テーマごとにシナリオが用意され、それに沿って撮れば誰でもストーリーのあるムービーが撮れる。

シナリオモードのほかにも、新しく搭載された「タッチデコレーション」機能では、お絵かき感覚で手書き文字や絵が描き込める。また、27種類のフレームも内蔵され、これまでのビデオカメラでは考えられなかった、「遊びながら撮る」ことが楽しめるようになった。

 

ダブルメモリースロットが便利

2つのSDメモリースロットで、メモリーを交換する手間を省いて長時間撮影ができる

2つのSDメモリースロットで、メモリーを交換する手間を省いて長時間撮影ができる

内蔵メモリーがいっぱいになると、記録メディアをSDカードに自動的に切り替えて撮影を続けられる。しかもスロットが2個あるので、2枚のSDカードが搭載できる。これは、少容量のSDメモリーカードを複数持っているユーザーには嬉しい。たとえば4GBのSDメモリーが2枚あれば、8GBのSDメモリーとして利用できることになる。既存のSDメモリーカードが無駄にならないのが嬉しい。

 
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