コンパクト&低燃費&大容量でも値落ちしてきた
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はトヨタラクティス(旧型)を取り上げたいと思います。2代目ヴィッツをベースとしたコンパクトカーながら大容量のラゲージを持つ同車は、初代ヴィッツをベースとしたファンカーゴの後継車。荷物がたっぷり詰めますというバン的なイメージもあったファンカーゴに比べ、車名を変えるなど、見た目がもっと乗用車ライクに仕立てられています。中古車人気も高く、なかなか値落ちしなかったのですが、デビューから5年以上経ってようやく100万円以下でも十分選べるようになりました。コンパクトカーながら広い室内&ラゲージを備えるラクティス。ラゲージの開口部は特に高さが1m以上あり、幅は970mmあります。また重い物を乗せやすいよう、最低地上高は515mmと低くなっています。これなら家電量販店からお持ち帰りもラクラク
ラゲージ容量は5名乗車時で321L、後席を倒せば987Lというファンカーゴ譲りの大容量です。後席を前方へダイブするように折り畳むことで、自転車を積めるほど平らで広いラゲージ床面を作り出せます。低燃費で、必要十分な広さがあって、でも荷物がたくさん積めて、しかも安くて……と、まさに人々の欲望をそのままカタチにしたかのような一台。こうした「コンパクトなんだけれど荷物もたくさん詰めますよ」的な車は、やはり節約やエコが叫ばれる現在においてはとても人気があります。
クルーズコントロールやプラズマクラスターなどの設定もあります。また、ステアリング前や助手席前の上下、買い物フック、助手席脇のトレイなど小物を納める収納がたっぷりとあるのも特徴。さすがトヨタ、至れり尽くせり、抜かりはありません
もはや世間ではハイブリッドカーが主流になりつつありますが、そうは言っても100万円以下でハイブリッドカーを手に入れることなどなかなかできません。ましてや、ラクティスのような大容量ラゲージを備えた使いやすい車など……。そう考えると、人気車のラクティスがこの価格に落ちてきたことは、かなり歓迎すべきことなのではないでしょうか。
低燃費で大容量なラクティスの魅力を、次ページでさらに見ていきましょう。