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タイの両替

タイ旅行で必要なのはタイバーツ。今回はタイの各両替所の特徴やレートの違い、そして賢い両替方法をご紹介します。

執筆者:清水 千佳

タイの両替事情

100バーツや20バーツ紙幣は交通費やチップなど到着した日に使うことになる

100バーツや20バーツ紙幣は交通費やチップなど到着した日に使うことになる

タイ国内で使える通貨はタイバーツ。基本的にUSドルや日本円を使える場所はほとんどないので、タイバーツだけあれば大丈夫です。

タイで両替できる場所は、空港内の両替所(銀行の支店)、ホテル、そして街中にある銀行や銀行の両替所や私設両替所ですが、それぞれレートに差があります。ちなみに現金の両替に手数料はかかりません。トラベラーズチェックの場合は1枚につき20バーツ程度の手数料が徴収されます。

バンコクの両替スポットはこちら>>>バンコクの両替

 

為替表示の見かた

日本で普段見慣れているのは「1バーツ=●円」という為替表示ですが、タイは(他の海外でも同様ですが)1円あたり何バーツか、という表示になっています。

例えば為替表示に「JPY 0.3583」(JPY:日本円)とある場合、これは「 1円=0.3583バーツ」という意味。ですから、もし1万円を両替した場合は「0.3583×10000」という計算で3583バーツとなるわけです。これを日本の為替表示に計算しなおすと「1バーツ=2.7円」。為替表示を見るときには、数字が大きいほどレートが良いということになります。

日本ではなく、まずはスワンナプーム国際空港で両替

空港では違う銀行の両替所が並んでいることがあるがレートは基本的には同じ

空港では違う銀行の両替所が並んでいることがあるがレートは基本的には同じ

出発前に日本で両替する人もいますが、レートはタイに比べてかなり悪いので、日本での両替は避けた方が良いでしょう。交通費などすぐに必要になるお金は、ひとまず空港で両替すればいいので、バーツを日本から持ってこなくても不安になる必要はありません。

空港内の両替所は24時間営業で、ターミナル内から入国審査付近、そのすべては銀行の支店です。レートは市内の銀行とほぼ同じで1%ほど悪いだけです。到着日の交通費や食事のために1~2万円ほど両替しておけば大丈夫です。

ホテルでの両替は避ける

タイで両替するときに最も避けたいのがホテルでの両替です。国内で1番レートが悪いからです。利用するのは、手持ちのバーツが無くなり、近くに銀行も両替所も無くどうしてもお金が必要になったときくらいでしょう。

街中の両替所

■銀行
銀行によっては両替用のカウンターを設けているところもありますが、小さな銀行の場合は他の手続きと同じカウンターに並ばなくてはならないところもあり、面倒。銀行で両替する場合は、両替用のカウンターが設けられているところで行う方がスムーズでしょう。通常営業時間は午前9時30分~午後3時30分。土・日曜、祝日は休業です。

■銀行の両替所
観光客や在住外国人の多いタイでは(特にバンコクなどの都市部)、街中に両替所となっている銀行の支店があります。レートは銀行と同じ。営業時間は午前8時30分~午後8時頃までですが、観光客の多いエリアでは深夜まで営業しているところもあります。

■私設両替所
銀行以外にも商店などが私設両替所を併設しているところがあります。たいてい銀行のレートよりも多少良いことが多いのですが、ときどき銀行と変わらないこともあるので、事前に銀行のレートを調べて行くとよいでしょう。

タイ旅行の賢い両替方法

買い物やタクシーに乗る時など、1000バーツ札では「お釣りがない」と言われてしまうこともあるので、両替では小額の紙幣もリクエストするようにしましょう。両替後1000バーツ札を差し出せば500バーツ札や100バーツ札に変えてくれます。

デパートやコンビニエンスストア、中級以上のレストランであれば1000バーツ札でも対応してくれますので、このような店でなるべく1000バーツ札を使用して小額のお札を手に入れておくと便利です。

また、よく使うのが一番小額の紙幣20バーツ札や10バーツコイン。ホテルでのチップや短距離移動時のタクシーなどで使うので、常に手元にキープしておくことをおすすめします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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