キャサリン妃VSダイアナ妃
ウェディングスタイルの3つの違い
1.トレーンの長さキャサリン妃はウィリアム王子との交際時から何かと故ダイアナ元妃と比べられてきました。もちろんウェディングスタイルにおいてもそれは変わらず。特にトレーン(引き裾)の長さ比較は、多くのニュースで取り上げられていました。ダイアナ元妃は7.6mというモナーク、別名「ロイヤル」とも呼ばれる長さのトレーン。その昔、中世の宮廷ではドレスの長さが社会的地位の高さでした。地位が高く裕福であれば、それだけ多くの生地を使って裾を長くできたということ。それゆえダイアナ元妃のウェディングドレスは、王室らしいドレスだったといえるでしょう。
一方、キャサリン妃のトレーンは2.7m。これまでのイギリス王室のウェディングドレスにおける「普通」という基準からは、短めなモダンスタイル。ウェストミンスター寺院のような大規模な場所で式を挙げるとなれば、ある程度トレーンの長さは必要。さらにギャザーの入ったスカートラインと、178cmという長身のキャサリン妃から考えても、ポピュラーな1m前後の引き裾では短すぎるため、2.7mはとても良いバランスのトレーンといえます。これからウェディングを控える花嫁もトレーンの長さは、挙式をおこなう会場の大きさ、そしてヒールの高さをプラスした自身の身長を考えて選びましょう。
2.ドレススタイル&イメージ
ウィリアム王子&キャサリン妃の指輪交換は、王子からキャサリン妃へ。指輪を持っていたのはベストマンであるヘンリー王子。【写真協力:ColorClips】
20歳で結婚したダイアナ元妃に対し、29歳のキャサリン妃はシックでエレガントなドレススタイル。伝統的な挙式にぴったりのロングスリーブに、ウエストを絞ったボールガウンはシンプルでありながらプリンセスらしいスタイルです。またハートカットのベアトップに、オーバレイされた刺繍レースはキャサリン妃らしいVネック。サイドにパッドを入れてスカートのボリュームを横へと広げたことで、キャサリン妃のウエストの細さが強調され、よりスタイルの良さが際立っています。ウエストを細くスタイルよく見せたいなら、キャサリン妃のようにトップスはタイトに、スカートにはボリュームをもたせることが鉄則です!
3.ティアラ
ティアラをプレゼントしたジョージ6世が主人公の映画「英国王のスピーチ」。TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国公開中。
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キャサリン妃はエリザベス女王のカルティエのティアラを着用。1936年につくられたこのティアラは、エリザベス女王の父ジョージ6世が妻に贈ったもの。女王が18歳の誕生日にプレゼントされ、今回のウェディングにてキャサリン妃に貸したようです。そんな由緒正しきティアラと、Robinson Pelham(ロビンソン・ペラム)のダイアモンドイヤリングが耳元で揺れるという、高貴なアクセサリーコーディネートには、ナチュラルなダウンのヘアスタイルに。これで花嫁らしい清楚な印象をプラス。首元もノーアクセで華美過ぎないイメージは、好感度もオシャレ度もアップしています。