中国/中国のおすすめエリア

チベット自治区(7ページ目)

「天空の町」と称されるチベットは、平均海抜4000メートル以上と富士山頂よりも高い高原地帯。同じ中国といえども、北京や上海などとは全く違った神秘的な雰囲気が漂っています。このページではチベットの魅力と旅のお役立ち情報をお届けします。知っ得データ満載です!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

タシルンポ寺/扎什倫布寺
「歴代パンチェン・ラマの居住地」<ツガツェ地区>

タシルンポ寺

パンチェン・ラマ4世の霊塔を安置した霊塔殿など見所盛りだくさん (C)曹慧

ツガツェ地区のメインスポット。1447年、ゲルク派の開祖ツォンカパの高弟であるゲンドゥン・トゥプ(ダライ・ラマ1世)によって建立されたゲルク派最大級の名刹。歴代のパンチェン・ラマ(ダライ・ラマに次ぐ高位)の居住地として有名です。

<DATA>
■扎什倫布寺
住所:拉薩市から西北へ約130キロ
TEL:0892-8822114
入場:9:00~17:00
料金:55元

パンコル・チューデ/白居寺
「チベット最大の仏塔を誇る寺院」<ツガツェ地区>

バルコン・チューデ

仏塔の内部には77の部屋がある (C)曹慧

チベット語で「吉祥大楽寺」の意味を持つパンコル・チューデは特定の宗派に属しない寺院で、サキャ派、ゲルク派、シャル派など各派が共存する仏教研究の中心地をして発展してきました。ここのメインはチベット最大の仏塔であるパンコル・チョルテン。34メートル強の白い塔が天に聳える様はまさに圧巻です!

<DATA>
■扎什倫布寺
住所:日喀則地区江孜県白居路
TEL:0892-8172680
入場:9:30~19:00
料金:40元

チベット料理

チベット料理

色鮮やかなチベット料理 (C)AbeMie

さて、チベット紹介の最後の締めくくりとしてチベット料理の紹介です。チベットというとチベット仏教というイメージから精進料理?と思う人もいるようですが、チベットでは野菜や果物はもちろん、チベットに多く生息するヤクや羊、ヤギなどの肉を食します。

ただし、チベット料理に用いられる動物は偶蹄類(ぐうているい)のみで、馬、ロバ、犬や、鳥類、魚類、甲殻類、貝類、両生類などは使用しません。けれど、最近では若いチベット人がニワトリ、アヒル、エビを食べるようになってきているようですが……。

代表的なチベット料理をご紹介しましょう。
  • ツァンバ……チベット風オートミール。多くのチベット人が「チベット料理といえばコレ!」と言います
  • ジャ……バター茶。好みによりますが「飲みにくい……」という日本人は少なくないようです
  • トゥクパ……チベット風うどん。こしがないクタクタのうどんだけれど、野菜などが入っていて日本人には食べやすい味
  • モモ……チベット風餃子。ヤクの肉が具材として使われています
  • テントゥック……アムド地方で食べられるチベット風うどん
  • チュラ(チュゴ)……チベット風ドライチーズ
  • バレ……チベット風パン
チベット料理は日本人にとって「未知の味」。慣れると病みつきになってしまう人もけっこういるようです。最初はトゥクパあたりから始めて、バター茶を「旨い」と思う頃にはすでに立派なチベット通です!


さて、チベットの記事はここまでです。本サイトでは中国の他の地方も紹介しています。ぜひ、併せて読んでみてください。
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