都市に「棲む」ための3戸のコンクリート長屋［kap］(2ページ目)

廊下から始まるトリプレックス

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1. 廊下のような玄関ホール。造り付けの本棚は可動式。 2. トイレとバスルームの入るブース。 手前は洗面台。 3. ブースの手前のトイレ。 4. ブースの奥のバスルームは1坪強のユニットバス。 5. 玄関ホールの奥にある折り紙のように鉄板を折り曲げた螺旋階段。

メゾネットの玄関ドアを開けると、突然廊下のような空間が待っていました。奥行きは6mもあります。見上げると真ん中にコンクリートの天井が左右に渡り、その上にもうひとつ天井が重なっています。その隙間から上の部屋が見えるという、何とも不思議な光景です。造り付けの本棚とトイレとバスのブースを抜けて、突き当たりの螺旋階段を上がってみると、その空間の仕掛けが見えてきました。

◆建築データと建築家プロフィール