メキシコシティのおすすめ観光スポット

世界最大級の都市、メキシコシティには世界文化遺産に登録される場所が5つもあり、見どころもたくさん。ここでは、なかでも観光に欠かせない定番スポットを紹介していきましょう。

インデックス  

1. 世界遺産の巨大都市遺跡、テオティワカン

teot

神秘的な雰囲気のテオティワカン遺跡 写真提供:メキシコ観光局

世界遺産に登録され、メキシコシティ観光で最も人気なのが、紀元前2世紀ころ繁栄した、世界最大の宗教都市遺跡、テオティワカン(Teotihuacan)。正確にはメキシコシティ内にはなく、近郊のメキシコ州に所在する遺跡ですが、メキシコシティ都心部から車で1時間ほどと、アクセスもいいです。

見どころは、広大な敷地を利用した古代都市の姿がはっきりと残っているところ。宗教とも関わりの深い太陽、月の2つのピラミッドと“死者の大通り”と呼ばれる道を中心として緻密に設計されたのがわかり、はるか古代の人類たちがきっちりと区画整理された都市を築いていることに驚きます。
テオティワカン

 

テオティワカンの魅力は、何と言っても、太陽と月の両方のピラミッドに登れるところ! 傾斜のあるピラミッドの登頂までに、かなり疲れますが、頂上からの眺めは格別。近年、パワースポットとして注目を集めているので、頂上では太陽エネルギーを得るために白装束の人々が両手を上げて、パワーを受け取っている姿もしばしば見られます。

毎週日曜はメキシコ国民が入場無料(外国人は有料)のため混雑するので、なるべく平日の人が少ない時に訪れるのがおすすめ。また、強烈な日差しを遮るものがないので、日射病にならないように、帽子、飲料水を忘れずに持っていきましょう。

テオティワカンまで行くには、個人で公共交通機関を乗り継げば安くあがりますが、ガイド付きで見学できたら理解が深まるのは言うまでもありません。英語、日本語のツアーもたくさんあるので、メキシコシティの旅行代理店に問い合わせてみましょう。

<DATA>
Teotihuacan(テオティワカン)
住所:Municipio de Teotihuacán, Estado de México(Googleマップ
アクセス:地下鉄3号線の終点インディオス・ベルデス(Indios verdes)駅前のテオティワカン行きバスか、地下鉄5号線のテルミナル・セントロ・デル・ノルテ(Terminal centro del Norte)駅前の北バスターミナルからテオティワカン行きのバスに乗り、1時間ほど
開館時間:毎日9:00~17:00
料金:70メキシコペソ

こちらもあわせてどうぞ>>>気球に乗って世界遺産テオティワカンの日の出を堪能!
 

2. スペインと先住民文化が融合、歴史的中心地区とソカロ

zocalobig

カテドラルを前にして、ソカロで数千人がヨガを行ったときの様子

スペイン侵略の歴史を経て生まれたメキシコには、スペインの建築技術によってつくられたコロニアル都市がメキシコ各地にありますが、その代表とも言えるのが、世界文化遺産に登録されるメキシコシティの歴史的中心地区、セントロ・イストリコ(Centro histórico)。

1519年にスペインからの征服者たちが現れるまで、メキシコシティはテスココ湖に浮かぶアステカ王国(紀元前9500-7000)の水上都市=テノチティトランでしたが、征服後、湖は埋め立てられました。神殿は破壊され、その石材を使い、ヨーロッパ様式の建築が建てられて、現在のこの都市の姿があります。そんなメキシコの複雑な歴史をまざまざと感じさせるのが、歴史的中心地区なのです。
xmaszocalo

クリスマス時期のソカロ

歴史的中心地区の中央には、ソカロ(Zócalo)と呼ばれる、世界最大の広場があります。正式名称はPlaza de la Constitución(プラサ・デ・コンスティトゥション)。市民の憩いの場であると同時に、大統領の演説、政治集会、コンサートなど様々なイベントが行われ、多い時では、約50万人が集まることも! ソカロはメキシコシティの心臓部と呼ばれ、周りには重要な機関が集中。
 
templomayor

都心部にある古代神殿の遺跡=テンプロ・マヨール

北側には、南北アメリカ大陸最大のカトリック教の大聖堂=カテドラル(Catedral)が、そびえ立ち、その背後にはテノチティトランの中央神殿の一部であるテンプロマヨール(Templo Mayor)が、野外に展示されるような形であります。古代アステカの神殿が、大聖堂やヨーロッパ様式の建物を背景に存在する姿は、とても印象的。
 
historiademexico

国立宮殿内のディエゴ・リベラの壁画『メキシコの歴史』

東側には大統領府の国立宮殿(Palacio Nacional)があり、内部には1920~1930年代に活発だったメキシコの壁画運動時代の代表作、ディエゴ・リベラの『メキシコの歴史』が描かれています。スペイン語のわからない先住民たちにもメキシコの歴史や政治を絵によって説くために描かれ、民族の誇りを呼び覚ました壁画は、私たち日本人にも深い感動を与えることでしょう。また、歴史を知ることができる展示も見応えがあります。

<DATA>
■Zocalo/Plaza de la Constitución(ソカロ/プラサ・デ・コンスティトゥション)
住所:plaza de la constitución s/n, entre 5 de febrero y pino suárez, Centro Histórico(Googleマップ
アクセス:地下鉄2号線ソカロ(Zocalo)駅下車すぐ

■Catedral metroporitana(カテドラル・メトロポリターナ)
住所:plaza de la constitución s/n col. centro histórico Entre calles seminario y monte de piedad(Googleマップ
アクセス:地下鉄2号線ソカロ(Zocalo)駅下車すぐ

Templo mayor(テンプロ・マヨール)
住所:Seminario 8,Centro Histórico(Googleマップ
アクセス:地下鉄2号線ソカロ(Zocalo)駅下車徒歩1分
開館時間:9:00~17:00 月曜休
料金: 70メキシコペソ

■Palacio Nacional(パラシオ・ナシオナル)
住所:plaza de la constitución s/n col. centro histórico Entre calles moneda y corregidora(Googleマップ)入り口はMONEDA通りにある。
アクセス:地下鉄2号線ソカロ(Zocalo)駅下車すぐ
開館時間:(火~日曜 )9:00~17:00、月曜休
(ただし、式典などで見学できない場合もあり)
料金:無料 入場にはパスポートなどの身分証明書が必要
 

3. ラテンアメリカ最大の大学、UNAM(メキシコ国立自治大学)中央キャンバス

unam

UNAMの図書館の外壁を覆う世界最大級の壁画

メキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México。通称UNAM)はラテンアメリカ最大規模の広大な面積を持つ大学。メキシコシティ南部にある中央キャンバス構内は大学都市(Ciudad Universitaria)と呼ばれ、ひとつの町のように設計されており、学生や教職員を含めて約30万人が通っているのですが、その都市計画の素晴らしさから、2007年世界文化遺産に登録されました。
壁画
フアン・オゴルマン、ディエゴ・リベラ、アルファロ・シケイロスといった作家たちのメキシコ芸術史上重要な壁画が多数残っていることからも、ぜひ訪れたい場所のひとつ。

また2008年に、この大学都市内にオープンした現代アート美術館(Museo Universitario Arte Contemporáneo。通称MUAC)は、そのモダンな建築自体も見応えがあり、国内最大規模なのでぜひ訪れたいもの。

<DATA>
■UNAM(ウナム)
住所:Pedregal de San Ángel,Coyoacan(Googleマップ
アクセス:メトロバス、ドクトル・ガルベス(Dr Gálvez)駅または地下鉄3号線コピルコ(Copilco)駅から徒歩15分

MUAC(ムアック)
住所: AV. Insurgentes sur 3000 col. Universidad Nacional Autonoma de Mexico(Googleマップ
アクセス:地下鉄3号線の終点シウダー・ウニベルシタリア(Ciudad Universitaria)駅前のプーマ・ブス(Puma bus)という学区内を巡回する無料バス発着所で、ルータ・トレス(RUTA3)に乗り、Centro Cultural(セントロ・クルトゥラル)下車すぐ
開館時間:(水、金、日曜)10:00~18:00、(木、土曜)10:00~20:00、 (月、火曜)休
入場料:木~土曜 40メキシコペソ(ただし木曜と土曜の18:00~20:00は入場無料)、日曜 20メキシコペソ
 

4.メキシコ情緒を楽しむなら、ソチミルコの船遊び

xochi

マリアッチ楽団の乗った船も遊覧する

メキシコシティの南端にあるソチミルコ(Xochimilco)地区は、かつてメキシコシティが水上都市、テノチティトランだったころの名残で、世界文化遺産に登録されています。

トラヒネラという遊覧船にのって船遊びをするスポット。「メキシコのベネチア」というと優雅でカッコいいですが、このソチミルコのトラヒネラは、派手に飾り付けられてメキシコらしい陽気さが魅力。アステカ時代の浮き畑を続ける農家や小さな島に牛やロバが昼寝しているような、のどかな風景が楽しめます。マリアッチやマリンバなどの伝統音楽の楽団を乗せた船や、ビールやおつまみを売る船もあって、観光客が乗ったトラヒネラまで営業にやってきます。船越しにコミュニケーションを取るのはなかなか面白いです。
メキシコらしい色使い

 

20メキシコペソで乗れる乗り合いの船もありますが、風情にかけるので、貸し切りがおすすめ。値段は15人~20人乗りのトラヒネラが3~4時間2000ペソ程度で、料金交渉も可能です。周遊コースにも種類があり、観光客に人気の、楽団が現れるにぎやかなルートをまわるものと、あまり観光地化されていない自然が残されているルートをまわるものがあります。

トラヒネラの発着所=Embarcadero(エンバルカデロ)はソチミルコ内に9箇所ありますが、観光客によく利用されているのはEmbarcadero nuevo nativitas(エンバルカデロ・ヌエボ・ナティビータス)です。

<DATA>
■Embarcadero nuevo nativitas(エンバルカデロ・ヌエボ・ナティビータス)
住所:camino xochimilco tulyehualco s/n col. pueblo santa maría nativitas zacapa(Googleマップ
アクセス:地下鉄2号線タスケーニャ(Tasqueña)駅からトレン・リヘロ(Tren Ligero)に乗り換え、終点のソチミルコ(Xochimilco)駅下車徒歩10分。または、地下鉄2号線タスケーニャ(Tasqueña)駅前にある、バス乗り場で“embarcaderos xochimilco centro”行きのバスに乗り、エンバルカデロで降りるとすぐ。
営業時間:毎日10:00~17:00

ソチミルコの具体的な楽しみ方、ポイントなどを紹介しています>>>メキシコのベネチア?世界遺産ソチミルコで船遊び
 

5.大都会のオアシス、 チャプルテペックの森

chap

大都会のオアシス、チャプルテックの森

メキシコシティの歴史的中心区から車で20分ほど北西にチャプルテペックの森が広がります。日本の皇居外苑の約7倍という800ヘクタールの敷地内には、ボートに乗れる湖、ポリフィリオ・ディアス元大統領官邸だったチャプルテペック城、動物園、国立人類学博物館を始めとする美術館や博物館など見どころがたくさん! メキシコシティ市民の憩いの場で、訪れる人々は、森のなかでジョギングやサイクリングをしたり、家族とピクニックを楽しんだりしています。喧騒に疲れてリラックスしたいときにもおすすめです。

<DATA>
■Bosque de Chapultepec(ボスケ・デ・チャプルテペック)
住所: Col. San Miguel Chapultepec(Googleマップ
アクセス:地下鉄1号線チャプルテペック(Chapultepec)駅下車すぐ

国立人類学博物館の詳細データを紹介しています>>>メキシコシティの博物館・美術館
 

メキシコの関連記事

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。