湯元長座とは
湯元長座は、奥飛騨温泉郷を代表する福地温泉の秘湯の宿です。伝統的な建築の古民家を移築した宿は、風格も風情も満点。玄関前に駐車場を作らずに、下の駐車場から門をくぐって歩いていくことで、この宿の世界観の中に、足を踏み入れて行く事になります。古民家移築の宿は、今では珍しくありませんが、湯元長座はその代表格であり、周辺の宿の手本にもなっています。
湯元長座で温泉満喫
湯元長座は以前は単純泉でしたが、外湯の「かわらの湯」で炭酸水素塩泉を利用。さらに別の湯量豊富な炭酸水素塩泉の新源泉を掘り当て、今では全浴槽が炭酸水素塩泉になっています。お湯自体は無色透明の癖のない湯で、短時間浸かっただけでは、単純泉との違いに気付かないかもしれません。しかし、何度も浸かって皮膚に成分がしみ込んだ為か、翌朝にはすべすべ感を感知するようになり、驚きました。翌朝の湯の感触の違いに、是非注目して頂きたいと思います。
風呂場は川沿いの「かわらの湯」の他、男女別の大浴場と、貸切風呂が3つあります。今回は雪見露天風呂に期待して意図的に冬に来たのですが、大浴場の露天風呂は湯量豊富で湯気が多かったので、以前暖かい季節に来た時の露天の写真を掲載しました。
貸切風呂は内湯と露天が付いた大きなもの。大浴場横の掲示板に、空いていると緑、使用中だと赤ランプが点灯するので、空いている時に行く形式です。貸切風呂は風情も良く、期待通りの雪見露天風呂を楽しめました。湯元長座における温泉の真骨頂は、貸切風呂にあると思いました。
次ページで、湯元長座の食事をご紹介します。