温泉/東海の温泉

福地温泉「湯元長座」は奥飛騨温泉郷の老舗旅館!(3ページ目)

湯元長座は、奥飛騨温泉郷を代表する福地温泉の秘湯の宿です。伝統的な建築の古民家を移築した宿は、風格も風情も満点。古民家移築の宿は、今では珍しくありませんが、湯元長座はその代表格であり、周辺の宿の手本にもなっています。今回は奥飛騨温泉郷福地温泉の湯元長座の温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

湯元長座で滞在を満喫

湯元長座客室

湯元長座の本館客室。伝統建築内とは思えない快適性が確保されている

湯元長座ロビー

ロビーの玄関側にある伝統的な休憩スペース

客室は各種ありますが、スタンダードの8畳でも何の問題もありません。広縁が広いので、8畳には見えないゆとりがありました。玄関の二階だったのですが伝統建築の中に、こんなに快適な客室があるとは信じられない位です。

客室の風情は全室異なりますが、広縁の椅子が長椅子、木造のベンチシートだったのも感心。普通、これだけの老舗宿で、伝統建築を重んじる宿であれば、古典的な椅子を置くと思うのですが、そうした事にとらわれない自由で迷いのない発想を感じます。

同様の事は、浴衣でなく作務衣が置かれている事からも感じました。私は浴衣の帯が緩んで外れるのが嫌い。メタボ体型だから、そうなってしまうのでしょうが、ともかく帯が嫌い。たから、伸縮性のある緩まない帯の宿が好きです。湯元長座では一歩進めて、作務衣にして帯自体を廃止。大嫌いな帯がないのを見て、私は大喜びしました。これで滞在が何倍も快適になった事はいうまでもありません。

伝統を重んじる一辺倒でなく、本格派らしい迷いのない宿作りに、感銘を受けました。これからの進化にも目が離せない温泉宿です。


湯元長座詳細情報

奥飛騨温泉郷 福地温泉 湯元長座
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地786
電話:0578-89-2146
日帰り入浴:外湯「かわらの湯」のみ 600円 14:00~20:00 不定休
アクセス:長野自動車道松本ICから車で約70分
中部縦貫道高山ICから車で約50分
地図:Yahoo!地図
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