自営業者に引き続き、会社員の年金と老後資金準備のご案内です
「自営業者の年金と老後資金の準備」に引き続き、今回は「会社員の年金と老後資金準備」についてご案内します。会社員の年金にはどのような特徴があるのか、また自分で老後資金を準備する場合はどんな方法がよいのか解説していきます。
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・会社員の老齢年金
・企業年金のしくみ
・企業年金の掛金と年金
会社員の老齢年金
会社員が加入する年金制度は厚生年金ですが、厚生年金の被保険者は国民年金の第2号被保険者でもあります。したがって、会社員だった人が受給できる老齢年金は国民年金から支給される老齢基礎年金と厚生年金から支給される老齢厚生年金の2階建てになります。さらに、その上乗せ年金として勤務先が企業年金を導入していると、老齢年金は以下のような3階建ての年金になります。
- 原則20年以上厚生年金に加入していること
- 特別支給の老齢厚生年金を受給している期間は定額部分が支給されていること
- 配偶者の年収が850万円未満(所得ベースでは655.5万円未満)で、かつ65歳未満あること