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高校卒業予定者の就職内定率は77.9%!

文部科学省は平成23年3月の高校卒業予定者の就職状況を調査、発表しました。平成22年12月末現在の状況なので、まだ最終ではありませんが、状況の厳しさが現れています。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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就職内定率、昨年より微増

かなり厳しいと言われる高校卒業予定者の就職内定率は…

かなり厳しいと言われる高校卒業予定者の就職内定率は…

文部科学省は、国立、公立、私立の高等学校(全日制・定時制)を対象に調査を行いました。調査項目としては、学科別(国立、公立、私立の別)の就職内定状況、都道府県別(県内・県外別)の就職内定状況。結果は下記のとおりです。

かなり厳しいと言われた新卒の就職ですが、平成22年12月末における高校卒業予定者の就職内定率(=就職内定者の就職希望者に対する割合)は77.9%。昨年同期から3.1%上昇しています。最終ではないのでまだわかりませんが、微増しています。

男女別で見ると、男子は82.4%、女子は71.4%でした。昨年同期に比べ、男子が2.7%、女子は2.9%アップしています。職種のミスマッチが改善したのでしょうか。
 

内定率が高い学科は・・・?

親としては気になるのが、就職内定率の高い学科でしょう。多い順に見ていくと次のようになります。

<就職内定率の高い学科>
1.「工業」(90.6%)
2.「福祉」(83.2%)
3.「情報」(79.1%)
4.「農業」(78.6%)
5.「商業」(77.8%)
6.「水産」(77.6%)
7.「総合学科」(75.9%)
8.「家庭」(72.1%)
9.「普通」(68.5%)
10.「看護」(53.4%)

これを見ると、就職を前提に高校に入るなら、職業に直結する学科の方が有利ということになります。
普通科は「就職」として考えると、残念ながら良い選択とは言えないようです。

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