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CLクラスは底値!? 狙うなら今のうち!(2ページ目)

Sクラスをベースとした超豪華なクーペ、CLクラス。旧型がどうやら底値をうっている気配が……。7速ATのCL500やツインターボ化したCL600なども200万円台前半から狙えます。買うなら今では!?

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

CL600のツインターボも200万円台で狙える!

セダンのSクラスをベースとしながらも、特に旧型のこのモデルは、見た目がかなりSクラスとは異なります。だいいち丸目4灯は、その後に登場したSLクラス(現行モデル。ただし2008年のマイナーチェンジで丸目をやめました)に繋がるもの。スポーティさを意識してのことでしょう。同時に「1961年の220SEクーペからヒント(プレスリリースより)」を得たというCピラーの形状などによって、エレガンスさと伝統も演出しています。

メルセデス・ベンツCLクラス インパネ

カーナビが標準ですが、CDまたはDVDタイプ。中古車を見ると社外品のHDDナビをキレイにはめ込んでいる車もけっこうあります。なお、スライディング式サンルーフが全車標準装備というのも、ラグジュアリークーペらしい設定ですね。個人的にはサンルーフが大好きですから嬉しいかぎりです

インテリアもやはり同様で、センターコンソールやドアトリムなどにはウォールナットが奢られています。またシートやインパネなどには本革を使用。室内はSクラス並みの広さがあり、シートベルトを組み込んだフロントシートが電動なのはもちろん、乗員の肩の高さに応じて自動調整されるスライドガイドを備えています。またCL600にはシートバックの腰の部分とサイドに設けられた8つのエアチャンバーが、高圧/低圧の空気を数秒間隔で5分間継続するマッサージ機能も備えています。

そのほかクルーズコントロール、フロントシートヒーター、左右独立温度調整機能付きのクライメートコントロール、カーナビゲーション(初期型はCD、のちにDVD)、12連奏CDチェンジャー、BOSEサウンドシステムなどが標準で装備。さすがはフラッグシップクーペです。乗り心地に関して言えば、もう快適の一言しかありません。ふわふわすることもなく硬くもなく。フラットライドでどこまでも、といった感じ。そもそも、私なんぞではこのクラス(1000万円超)の車に乗って、不快になることなんてめったにありませんけれど。

メルセデス・ベンツCLクラス シート

同じ本革でもCL600はさらに風合いの豊かなナッパ・レザーを使用。そのほかCL600のシートはシート面の温度・湿度を快適に保つベンチレーターを標準装備しています。風力調整は3段階調整可能です。特に蒸れやすい夏場には重宝しますし、冬場もシートヒーターと併用することで快適です

これだけ大きなクーペは国産にはないので比べようもありませんが、100万円台で狙える国産クーペと言えば日産フェアレディZ(旧型)やスカイラインクーペ(旧型)。両車の現行型の中古車は200万円台となりますが、こうなると218.9万円のCL600のツインターボ(2003年式/6.1万km/修復歴なし)とか、207.7万円のCL500の7速AT(2004年式/6.2万km/修復歴なし)とかが狙えます。いずれも新車時から1000万円以上落ちてるわけですし、1年前と比べても100万円前後落ちていますから、おいしいですね。

私はしがない独身者ですから、後席の息子から親指を立ててもらえることはありませんが、個人的には、一生に一度、しかも一瞬だけでいいから、500ps&81.6kgmのエンジンに繋がっているアクセルペダルを床まで踏んでみたい……。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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