早期教育・幼児教育/幼児教室・教材

数を視覚で理解 100玉そろばん(2ページ目)

ふつう、そろばんと言えば、「1の玉」と「5の玉」からできているので、「5の玉」の意味を理屈で理解しなければなりませんが、100玉そろばんは、100個の「1の玉」からできているので、理屈ではなく、数を単純に具体的に理解することができます。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

 

2つ飛びで数えましょう

2玉ずつ

2玉ずつ数えましょう

玉を2玉ずつ左に移動させ、「にーしーろーやーとう」と言いながら、2つ飛びに数えましょう。


 

5つ飛びで数えましょう

玉を5玉ずつ左に移動させ、「5、10、15、20、…」と言いながら、5つ飛びに数えましょう。

時計は、長針が1、2、3、…のところに行くと、5分、10分、15分と対応します。ですから、5つ飛びで60まで読む練習は、時計を読む基礎になります。

このほか、3つ飛び、4つ飛びでも、数えてみましょう。


100から逆に数えましょう

逆に数える

100から逆に数えましょう
 

左側に全部の玉を寄せて(これで100を置いたことになります)、「100、99、98、97、…」と言いながら、一番下の列から1個ずつ右に移動させます。


 


 
100玉そろばんで、色々な数え方が上手にできるようになったら、お風呂の中でも、2つ飛びや、5つ飛び、また、逆から数える練習をしてみましょう。

 


足し算をしましょう

「おかあさんがおにぎりを3個作りました。お姉さんがおにぎりを2個作りました。おにぎりは、合わせて何個、できましたか?」など、子どもの能力に合わせて、問題を出しましょう。

足し算をする場合、玉をすべて右に寄せます。そして、3+2の場合、玉を3個左に移動させます。そして、同じ段の玉を2個左に移動させて、合わせていくつになったかを数えます。


引き算をしましょう

「ミカンが7個ありました。お兄さんが3個食べました。ミカンは何個になったでしょうか。」など、足し算同様、子どもの能力に合わせた問題を出しましょう。

引き算をする場合も、玉をすべて右に寄せます。そして、7-3の場合、玉を7個左に移動させます。そこから3個玉を右に戻し、玉がいくつ残っているか数えます。

今回、ここで色々な遊び方をご紹介しましたが、「さぁ、100玉そろばんで遊びましょう。」みたいに、構えて使うだけではなく、日ごろから、子どもの身近な存在にすることが大切だと思います。

たとえば、「コップが3つあるから……」と言いながら、玉を3つ移動させたり、「椅子が4つあるから……」と玉を4つ移動させたりと、毎日の生活のいろんな場面で、使っていると、数の概念が身近なものになってきます。

 

あ

 

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