地方都市からスイスへのアクセス
航空会社を選ぶ段階から旅の計画がはじまる
地方在住の方の場合、成田や関空までのアクセスが問題。上手く国内線の接続があれば良いのですが、羽田から成田、または伊丹から関空など、空港間の移動が生じることも……。国内での接続が上手くいかない時は、例えば北海道から出発する場合、成田ではなく関空など、最寄以外の空港も検討してみましょう。
大韓航空は関西だけではなく、仙台や札幌など全国各地とソウルを結ぶ
福岡と岡山の方は、大韓航空も狙い目。ソウル(仁川空港)とチューリッヒの間を週3便結んでいて、ソウルでの同日の乗り継ぎが可能です。上手く日程が合えば、関空や成田に出るよりもずっと便利。国内での移動費用も節約できます。
スイスからの帰国時、大韓航空はチューリヒ発が夜のため、最後の日もほぼ一日現地で観光の時間を確保できます。通常帰国の日は午前から昼ごろには現地の空港を出発することを考えると、一日得した気分になるでしょう。
なお、福岡や岡山だけではなく、成田、中部、関空発着でも、大韓航空のソウル同日乗り継ぎが可能です。
意外に便利! ミラノからスイスへアクセス
スイスとイタリアの組み合わせも人気
スイスの到着空港は、チューリッヒまたはジュネーブが中心ですが、イタリアのミラノから空港バスを利用してスイス南部のルガーノに入る方法も! ミラノ・マルペンサ空港から1日8本、2時間毎にバスが出ています(2011年2月現在)。所要時間は片道約1時間15分。成田発アリタリア-イタリア航空のミラノ行き直行便なら、マルペンサ到着が18時前後なので、その夜のうちにルガーノに行くことも可能です。
スイス南部のルガーノ。最寄の空港はイタリアのミラノ
ミラノからは列車でスイスに入る方法もあります。マルペンサ空港から空港バスでまずミラノ中央駅へ移動(20分毎。所要約50分)。鉄道でブリーク経由、ツェルマットやベルン方面にアクセスが可能です。到着の時間帯によってはミラノで宿泊が必要になりますが、ついでにミラノの観光も組み合わせてはいかがでしょうか?
スイスへの航空運賃
5月のスイス。牧草はまるで黄色い絨毯を敷き詰めたようになる
スイスへの航空運賃も、全般的に夏場は高く、冬場は安く設定されています。ゴールデンウィーク、お盆、そして年末は需要が集中するため、相場もかなり上がります。
旅行の予定が決まれば、なるべく早めに航空券は確保したいもの。例えば同じエコノミークラスでも、チケットの条件により料金が異なるので、よく確認してから購入手続きを進めましょう。
比較的航空運賃が安く、狙い目の時期は5月と10月。5月のスイスは春から一気に夏に向かう時期で、牧草一面に咲き誇る花が美しい時期です。山岳リゾートではシーズンオフのため、ロープウェイなどは運休していることもありますが、それを差し引いても十分楽しめるはず。
10月は秋のスイスを堪能できます。特に木々が黄色く色づく中でのハイキングがおすすめ。各地のジビエ料理やワインなど、スイスの味覚も存分に楽しむことができる時期です。