一人暮らし/一人暮らしの部屋探し

部屋探しのよくある疑問と不安を解消しよう!(4ページ目)

初めての一人暮らし、初めての部屋探しでは、よくわからない言葉や困った出来事に戸惑ってしまうこともよくあります。そこで今回は、よくある疑問や不安をまとめて解決。住みはじめてからも納得できる部屋探しを目指しましょう。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

賃貸契約書にある特約って何?

署名捺印

契約書に署名捺印したら、その内容を「知らなかった」「わからなかった」では通じません

初めての一人暮らしに、初めての賃貸契約。契約書には難しい言葉が並んでいて、「意味はよくわからないのだけど、まぁ、ここにハンコを押せば部屋が借りられるんでしょ…」と言われるがまま、気安く署名捺印してしまいがちですが、ちょっと待って。契約書には、今後暮らしていくために重要な決まりや約束事が書かれており、それに署名捺印すれば、その内容にすべて納得承知したということ。あとで「意味がわからなかったから」では通じません。

特に注意したいのが「特約事項」という項目です。退去時の修繕やクリーニング、敷金の取り扱いといったお金にまつわることが書かれていることが多く、それがのちにトラブルのもとになりがちです。例えば、「入居期間の長短に関わらず、退去後にかかるハウスクリーニング費用は借主負担」とあることを確認していなかった場合、退去後に「クリーニングに10万円かかりましたので、敷金から引いておきます」と言われて、「そんなに高いの!?」ともめることにも。

まず賃貸契約を結ぶ前に、契約書には一通り目を通し、わからないことをピックアップしておきましょう。できれば事前にコピーをもらって、両親や友人などに一緒に見てもらうと安心です。

その上で、明らかに納得できない、おかしい項目があれば、内容の追加、変更、削除などを求めてみましょう。先ほどのクリーニング費用であれば、借主と貸主の負担割合や具体的な金額などを確認し、契約書に記載してもらえば、後日そのことでもめることは少なくなります。

もし「こう書くのが決まりだから」などと相談にも乗ってくれないような不動産会社や大家さんであれば、要注意。部屋探しが終わったあとも、お付き合いすることを考えれば、お互いきちんと信頼関係を結べないような相手とは契約をしない方がいいでしょう。
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