キッチン/輸入システムキッチン

LivingKitchen2011に見る世界のキッチン最新動向(2ページ目)

6年ぶりに活気の戻ったケルン国際家具見本市の目玉イベントである「キッチン家具」の見本市が、「Living Kitchen」という統一コンセプトのもとに、165社の参加という最大規模のキッチンビジネストレードフェアとして再生しました。レポート第2弾は、ドイツをはじめとするヨーロッパ各国のキッチン家具を中心にご紹介します。

執筆者:黒田 秀雄


1:キッチンデザインが濃密となってきた

20世紀末頃から顕著になってきたミニマリズムがキッチンデザインにも大きな影響を与え、白くシンプルで四角い箱にシンクとコンロを取り付ければキッチンだというデザインが圧倒的に多くなった結果、誰がデザインしても、どこのメーカーが作っても似通ったものになってしまった。
日本国内のシステムキッチンも一部のメーカーを除くと、そのシステムもバリエーションにも大差が無く、ユーザーから見るとどこに選択基準があるのかわからないのが実情で、それを嫌うユーザーからは「オーダーキッチン」という名の自由設計がもてはやされるようになってきた。ところが自由であるべきオーダーキッチンにも画一化の波が押し寄せ、同じようなものばかりが溢れ始めている。

世界的にもこの傾向は同じで、今回のLivingKitchenでは、どのように脱却するのかを真剣に模索はじめているのが実感できた。

unoform
そんな中にあって一番存在感を主張していたのが「unoform」。
ダイナミックなテーブルとキャビネットデザインとステンレストップとの構成、天井からぶら下がる巨木の切り株をイメージする巨大な円筒照明がその存在感に力を与えている。作りこまれたキャビネット内や組み込まれているGaggenauのガスクッカーやスライドインフードも豊かなLivingKitchenの具現化である。
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(C)Copyright Jan.2011 HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.
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