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国民年金保険料は、16,900円。厚生年金保険料率は18.3%まで引き上げられる

平成23年度の国民年金の保険料と年金額が発表されました。ここ数年、保険料はアップ、年金額は据え置きという状態が続いていましたが、23年度は何とどちらも「引き下げ」となりました。具体的にどれくらい「引き下げ」となったのか、またその原因は何かといったことをみていきましょう。

制度開始以来初の「引き下げ」!

特に保険料は、制度始まって以来初の「引き下げ」ということになります。そういう意味ではちょっとした「事件」とも言えるでしょう。

ここ最近の保険料の推移を見てみます。
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  平成18年度 …… 13,860円
  平成19年度 …… 14,100円(+240円)
  平成20年度 …… 14,410円(+310円)
  平成21年度 …… 14,660円(+250円)
  平成22年度 …… 15,100円(+440円)
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ここ数年も「順調に!?」引き上げられてきた保険料ですが、平成23年度は 15,020円 と 前年比マイナス80円となりました。

国民年金保険料引き下げの要因はデフレ

国民年金の保険料は毎年280円ずつ引き上げられることになっているのですが、実際には物価変動や賃金変動を加味して計算されるため、ここ最近の引上げも280円とはなっていません。

当初の予定では、平成23年度の保険料は15,260円でしたが、それ以上に物価や賃金が下がったということでしょう。

ちなみに厚生年金保険料は、物価や賃金変動に関わらず、毎年0.375%ずつ引き上げられることになります(こちらは毎年9月~8月)。従って平成23年度は、国民年金保険料は引き下げられ、厚生年金保険料は引き上げられるという「いびつな」状況になることになります。

年金額も若干引き下げに 

国から見て収入(保険料)が減るわけですから、それに伴い支出(年金給付)も下げることになっています。

老齢基礎年金の満額については、平成22年度に792,100円だったのが、平成23年度は789,700円(前年比-2,400円)に引き下げとなる予定です。

この改定に管総理が一時「待った」を掛けたようですが、予定どおり「引き下げ」となるようです。待ったを掛けた数日後に引き下げが決まったことで、思いつき、パフォーマンスだ等、批判があったことを覚えておられるかもしれません。

ずるずる下がり続ける年金額

さて、年金額が引き下げとなるのは、5年ぶりです。ちなみに、老齢基礎年金の満額のピークは平成11年度~14年度の804,200円で、その後、ずるずると下がり続けています。

年金額も、物価水準や賃金水準により上下する仕組みとなっていますので、大きな流れとしてここ10年間「デフレ」の状態が続いていることが年金額の推移からもわかります。

ちなみに、国民年金だけではなく厚生年金も引き下げられます。厚生年金保険料だけ、物価や賃金水準に関係なくあがり続けることにちょっと違和感を感じてしまいますね。



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