頼れる高感度性能
ISO1600での実写画像(画像クリックで拡大)。画質的にはISO400以下が無難だが、ISO1600でも縮小すれば問題ない
全般として画質は標準レベルと言えるが、裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載しているため、高感度性能は充分。ISO400までは充分に常用可能、かつISO1600までなら縮小すれば問題なく使用できるレベルだ。画作りが地味なのが気になる場合は、画像設定をビビッドにして使うとよい。オート時のISO上限を設定することもできる。
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リコー CX4 実写画像
ADJボタンのカスタマイズは便利
ダイヤルのMY1/MY2には、カスタマイズした設定を登録できるので、自分だけのCX4を作り出せる
背面右上にあるADJボタン、および背面のFnボタンには、ユーザーが望む機能を登録できる。ADJボタンにはISO感度やホワイトバランスといった、使用頻度の高い機能を素早く2アクションで呼び出すことができるので便利。ADJボタンの上下はやや押しづらいので、左右に、より使用頻度の高い機能を登録するとよいだろう。
さまざまな撮影モードが充実
リコーが先鞭をつけた電子水平器搭載されており、これが地味に便利
高速連写を応用して画像を合成し、ノイズを軽減する「夜景マルチショット」やさまざまなシーンを自動判別するシーンオートモードなど機能的にかなり充実。ソフトフォーカスやクロスプロセスといった特殊な撮影のできるクリエイティブ撮影モードも楽しい。
高倍率ズームでは充分なコンパクトさ
なかなか薄めのボディ。可搬性はそれなりに高めといえる
10.7倍の高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラの中ではそこそこコンパクト。幅はそれなりにあるものの、29.4mmと比較的薄型なのでトートバッグなどでも収まりやすいのがポイント。他の薄型デジタルカメラと比べても、携帯性がかなり高いのは確かだ。
コンパクトながらも充分な枚数を確保
前機種のCX3と比べても、バッテリーライフは強化されている。CIPA準拠で330枚は立派
CIPA準拠の撮影可能枚数330枚。300枚を超えると撮影においても、かなり余裕が出るというのが実感できるところ。実際の撮影頻度にもよるが、二泊三日程度の旅行であれば充電器がなくとも撮影できる。バッテリーもコンパクトで大きな荷物になることもないので、片隅に入れておくと、より安心だ。
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リコー CX4