世界で最も犯罪率の低い都市のひとつドバイ

dubaievent

ドバイの公園で催されるイベント


世界の中でも安全で犯罪率が低い都市と言われるドバイ。それは、高いレベルの教育を受けたドバイ警察官の優秀さと2030年までにロボットの警察官が駐在する無人交番の設置目標を発表するなど、最新のテクノロジーを取り入れた警備体制や、アラブ諸国では初となるDNA検証を取り入れるなど捜査方法に至るまで、積極的に都市の安全に力を注いできたドバイの危機管理の素晴らしさに関係しています。フェラーリやランボルギーニの高級外車パトカー等の煌びやかで夢のあるイメージが先行する中、中東というカテゴリーによってドバイは本当は大丈夫なのか心配される観光客も多いのが事実です。ここでは、旅行前に知っておきたいドバイの治安について、渡航する前に心がけておきたいマナーや現地の情報についてお話したいと思います。


不法滞在する経済的困難者がいないドバイ!?

世界各国からの移住が多く、外国人の人口が8割強というドバイですが、移住する際には、厳しい入国審査があります。たとえばビザを取得するには、会社がスポンサーになったり、家族を呼び寄せるためにも一定の収入が必要となり健康診断(HIV感染者は拒否されるなど)を含む厳しい審査が行われます。

移住後も離職すると1ヶ月以内に帰国しなくてはなりません。退職者が不法滞在できないようにするために、会社が出国当日までIDとなるパスポートを保管し、空港で手渡し出国をしたことを見届ける……なんてことまでしている企業も多いとか。万が一、退職した社員が出国したのを確認できなかった場合には、新聞にその人物の写真とパスポートの情報を掲載するなど、会社側も徹底的な対策をとっているようです。こうした厳しい対応をすることで、不法滞在や経済的に困難な人々が問題行動をおこしたり社会秩序を乱すような環境が自動的に取り除かれているのです。

 

ドバイの実際の治安はどうなの?

痴漢

                      ドバイのスークでは痴漢に要注意です。


有名女優や宝石商の殺害、悲しいことに日本人が巻き込まれた事件も過去にはあるドバイですが、一般市民や観光客にとっては、まだまだ安全な場所に感じます。しかしながら、どこの国にでもあるように観光に気をとられて、トラブルに巻き込まれるケースがあるのは事実。市場(スーク)、ショッピングモールなど混雑する場所でのスリ、置き引き、痴漢、ドラッグレイプなどの被害が報告されています。ご参考までに私の周りで実際に起こった内容を2つご紹介します。

■例1:タクシーで移動する際に遠まわりされる

最近ではGPSシステムなどタクシードライバーも会社に管理されていることからめっきりこのようなことも減りましたが、観光客と分かると遠回りをしたり、乗車後に運転手が行き先を知らない(ふりをしていることも)ことが判明し辺りをぐるぐる回ってとんでもない金額を請求されることも。普通では10分程度で着く場所に30分以上かかったり、クレームを言ってもお金を返金されないなど。対策としては、タクシーに乗る込む前に、運転手に目的地の場所を知っているか必ず確認することが大切です。ホテルのドアマンなどに行き先を伝え、タクシー運転手に伝えてもらうのも良いでしょう。

何か問題が起きたときには、タクシーの後部に記載されているアルファベットと数字の番号のメモをお忘れなく。直接の交渉はもめごとの種になるのでおすすめはできませんが、ホテルに戻ってからコンシェルジュなどに相談することは可能です。短い滞在の場合にはお金を取り返すのはなかなか難しいですが、クレームを受けたタクシー運転手には後日罰金が課せられることも。

■例2:スークでの痴漢行為
soukdubai

観光客が買い物を楽しむ穏やかなスークの風景


呼び込みのふりをしてさり気なくお尻をさわってきたり、金銭のやり取りの際にやたらと手を握ってきたり、気のせいかなと思って泣き寝入りしてしまうような被害が後をたちません。中には、店員さんと一緒に記念撮影をする際にポーズをとっている間にお尻をムギュっと揉まれ、後で確認すると写真撮影の際に女性全員がお尻を触られていたことが判明なんてことも。お店でお金を使ってその上、お尻まで触られるなんて、とんでもないですよね。

握手以外で手を握られたり体を触られたりということは、完全に痴漢行為です。男性の人口が女性の2倍近くと言われるドバイでは女性と全く接点のない環境で、禁欲的に働いている男性も少なくありません。「海外だから、これって普通なのかなあ」などと思わず、毅然とした態度で対応してください。特に、アジア系の非合法な売春婦が存在するドバイでは、アジア人女性は気軽に近づいてよいと思っている愚かな人たちもいるのです。

最後に

dubaipublicbeach

ドバイのパブリックビーチでの飲酒も禁止です


全ての危険薬物は、ドバイでは禁止です。万が一麻薬や危険ドラッグを所持および使用していた場合、とても重い罪に問われます。また、パブリックな場所で飲酒をしたり飲酒運転はご法度です。ドバイではアルコールライセンスというアルコールを取り扱う資格を持ったお店のみがメニューにアルコールドリンクを載せ、販売することが許可されています。日本では道端で缶ビールを飲んでる人の姿など見かけることは少なくないですが、このような行為もドバイでは私服警察に即座に捕まるか、通報され刑務所行きの行為なのです。夜間に出歩いても比較的安全な都市であるのですが、やはり女性が人気のない場所で一人歩きをするなどはどこの国であっても同じようにおすすめはできません。

ドバイは、世界でも有数の安全な観光都市ですが、観光客側もドバイを訪れる前に文化や習慣について勉強することが大切です!

※編集部注
外務省の海外安全情報からも確認できるように、アラブ首長国連邦ドバイ首長国において、外国人観光客や日本人・日本権益を直接狙ったテロなどは、確認されていません。危険情報は出ておりませんが、渡航の際には最新情報の入手に努め、安全確保に十分注意を払ってください。
外務省の海外安全ホームページ






※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。