古くさく見えないのが、旧型の最大の特徴

2003年8月に日本でデビューした旧型5シリーズ。その最大の特徴はなんといってもクリス・バングルが手がけたデザインにあると思います。Z4の時にも述べましたが、中古車にとってデザインはとても大切な要素です。どんなに最先端の技術が奢られても、時が経てばいずれそれを上回る技術が登場します。しかしデザインは、確かに技術同様、次第に古くさく見えてくるものが多いのですが、秀逸なデザインはなかなか「古さ」を感じさせません。

BMW5シリーズセダン インパネ

中央にナビ付きのワイドディスプレイが備わるインテリア。今なお斬新だと思いませんか。ETC車載器はバックミラーと一体型なので、スマートです。ステアリングでもオーディオのコントロールが可能です

猛禽類をイメージしたというこの5シリーズのデザイン。現行型と比べ、かなり目鼻立ちがハッキリしていますよね。ライバルのメルセデス・ベンツEクラスよりも、アウディA6よりも、さらに(ここが特に大切ですが)現行5シリーズよりも良い意味で個性があります。新しさや古さというモノサシをヒョイッとまたいで超えているといいましょうか。

中古車が古くさく見えてしまうのが当たり前の中、こういった車は異質です。「旧型」というより「E60」と呼びたくなるデザインだと言っていいのではないでしょうか。デビュー当時はトンがっていたスタイルは、7年以上を経てずいぶんマイルドに感じられるようになりましたが、その感じはあくまでも「マイルド」なのであり、「古くさい」のではありません。

BMW5シリーズセダン シート

シートクッションの長さや背もたれ上部の角度を変えられるフロントコンフォートシートはオプション。そのほか座面の一部が上下して背中の負担を軽減するアクティブシートや、ベンチレーションもオプションです

もちろんBMWの伝統である50:50の前後重量配分など車の作り込みは100万円台で乗る車としては大きな魅力があります。また今ではこの手のスポーツセダンには当たり前になりつつあるアクティブステアリングや、横滑り防止のDSCなどが全車標準。ミッションも6ATですし、こうした機能面を見ても、今乗る車として不満はありません。

高級車らしい装備も充実していて、フロント電動シート、クルーズコントロール、温度調整機能付き収納ボックス、日射量を自動関知して最適制御する左右独立エアコン、8.8インチワイドコントロールディスプレイ(ナビ機能付き)を含むiDrive、180W&10スピーカーのBMW HiFiスピーカーシステム、ETC車載器などが全車に標準装備されています。

さらにグレードによって、あるいはオプションで追加装備が加わるわけですが、そういったところも中古車を選ぶ際の楽しみなポイントです。原稿執筆時点で修復歴なしの100万円台の旧型5シリーズは55台ありますから、ぜひあなたのこだわりのポイントで探してみてはいかがでしょう。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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