3シリーズと同価格帯で5シリーズが買える

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はBMW5シリーズセダン(旧型)をご紹介したいと思います。実は以前にもこの5シリーズを取り上げているのですが、その時は「低価格帯ではなく、高年式&低走行距離の400万円以上の中古車が狙い目」という内容でした。しかし、あれから1年以上がたち、今度は100万円台がおいしいとみなさんにご紹介すべく、再び取り上げました。

BMW5シリーズセダン フロント

デビュー当時話題になったのは、アクティブステアリング。車速や走行状況に応じてギヤレシオやパワーアシスト量を自動制御するもので、要は楽に駐車できて、ワインディングなどでは楽しく車を操れるというものです

原稿執筆時点での100万円台は、初期型の2003年~2004年式となりますが、注目したいのは、走行距離が5万km前後の中古車が多いということです。例えば525iの2004年式は走行距離6万kmで139.9万円、また530iの2003年式は5.7万kmで157.0万円。170万円以上出せれば5万km以下の中古車も十分選べます。年式は7年程度落ちていますが、そのわりには走行距離がさほど伸びていない車が選べます。

2010年3月に現行モデルが登場したおかげで、旧型となったこの5シリーズは中古車市場にずいぶん出回るようになりました。そのため選びやすくなり、価格もこなれてきているのです。何しろ、現行3シリーズセダンと価格&走行距離があまり変わらないほどなのです。例えば2005年式の320iが5万kmで153.0万円ですから、上記の2台の5シリーズより年式こそ新しいですが価格&走行距離はあまり変わりません。ちなみに320iの新車時価格は399万円で、上記の139.9万円の525iは新車時633万円、157.0万円の530iは新車時759万円。

BMW5シリーズセダン リア

全長4855mm×全幅1845mm×全高1470mmという立派なボディですが、鉄とアルミニウムを組み合わせることで軽量化が図られています。乗ればフラットでスポーティな、いかにもBMWらしい乗り心地です

もちろん、走行距離=車のコンディションではありませんから、このような単純な比較は購入の検討には本来意味をなしません。しかし「3シリーズと5シリーズの新車時価格の差がほとんどなくなっている」ということはおわかりいただけたかと思います。

では旧型の5シリーズの魅力は「3シリーズ程度か?」となると、当然違うわけです。それに、2010年のフルモデルチェンジで現行型を見たときに「これは旧型の魅力が増すな」と思った私としては、この価格で買えるようになった5シリーズの中古車がおいしく思えます。

100万円台で選べるようになった高級ミドルクラスセダンの魅力を、次ページでさらに見ていきましょう。