ネオビストロ
日本でも昨年くらいからネオ・ビストロという言葉が聞かれるようになってきた。元々はパリから来た言葉で、ミシュランの星付レストランのスターシェフがガストロノミー(美食)の世界を脱出し、気軽なビストロ業態でこれまでどおり料理の腕を振るい価格以上の料理を出すビストロを言う。
ウッディな店内
2008年度のFIGAROスコープが選ぶ「パリ最高のネオ・ビストロ」では堂々の2位。その東京店が銀座三越のリニューアルに伴って昨年開店。生き残りをかけて、これまでにない「美食」を銀座三越のマグネットにしたい姿勢が垣間見える。
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フレンドリーなスタッフも楽しい時間をしっかり演出。
賢明なる読者の皆さんは休日の百貨店のランチに並ぶなんてことはしないだろうから、ここでは比較的ゆったりとした雰囲気の中で楽しめるディナーについて書いてみたい。