サン・ピエール教会
写真1.2006年に完成したサン・ピエール教会
フランスのリヨン近郊のフェルミニ=ヴェール地区(Ferminy-Vert)はコルビジェが都市計画にかかわり、文化会館、スタジアム、ユニテ・ダビタシオン(集合住宅)、スイミングプール、サン・ピエール教会の設計を行いました。それぞれの建物はフェルミニ(Ferminy)駅から歩いて10分~15分程度の距離で近接しています。
写真2.光が差し込む礼拝堂の窓
天井と西側の壁面の「光の大砲」と呼ばれる3つの窓(写真2)と、東側壁面の円形の小さなバラ窓(写真3)から光が差し込み、時間帯によって異なる様々な表情が魅力的です。私が訪れた日はあいにく曇りだったのですが、晴れた日の午前中がもっとも美しいそうです。
壁面は蛍光灯が内蔵されたアッパーライトが躯体に組み込まれており、天窓と同様に内部に色が付けられています。
写真3.時間帯によって様々な光の表情が見られる