旬で王道な名作ブーツ5(2ページ目)

ペコスはレッド・ウィングが元祖

1905年に誕生したRED WING（レッド・ウィング）。アメリカのミネソタ州レッド・ウィング・シティでは、タンナーとファクトリーの一貫した管理のもとでハイクオリティなシューズが生み出されています。ヘヴィなイメージにもなりがちなブーツですが、レッド・ウィングならではの白いトラクション・トレッド・ソールはそんな印象を緩和。履き心地の良さやタフな作りとともにほかにはない魅力となっています。また今シーズン復活を果たしたポストマンシューズを始め、名モデルを多数生み出していますが、ここでは「ペコス」をピックアップします。

ワークスタイルを象徴するブーツのひとつである「ペコス」はもともと、レッド・ウィングの商標名。その誕生は1953年に遡り、テキサス州の西部にある町の名前が由来となっています。大規模農場が多い地区のファーマーのために生まれたブーツは、乗馬に適した高めのヒールや、鞍に引っ掛からないようなシューレースを省いたシンプルなデザインが大きな特徴。荒くれ者が集い、ロデオ発祥の地としても知られる町の名に相応しい頑強なブーツとして、武骨なワーカーに支持されたのです。

次のページでは、アウトドアを象徴する名作ブーツを紹介します。