パワーアップで扱いやすく
どことなくステップワゴンに似ている!?と思わせるのは角が斜めに落とされたフロントバンパーの形状のためだろうか? しかし、先代よりも鋭さが増してキリッとした男前になったのは確か。売れ筋は専用メッキモール&フォグランプフィニッシャー、サイドシルプロテクターなどを装備する写真の「ハイウェイスター」。ボディカラーは全8色を用意する
体感的には数値通りのパワーアップ感で、ストップ&ゴーをスムーズにこなすようになったし、急勾配でも力強く加速する。回転音だけ高まってパワーがついてこないような、CVTならではの悪癖はほとんど姿を消した
。
グレードを問わず少し気になったのが、どんな速度域でも軽めのパワステだ。スピードの低い街中では取り回ししやすいが、首都高や高速道路で多用する80~100km/hくらいの速度域では、ニュートラルからゲインが立ち上がるまでがあいまいで、少し頼りない。低速では軽くても高速域では直進性を含めて手応えがあり、安心感のあるセッティングであれば言うことはないのだが。
乗り心地重視なら「20G」という選択も
セレナらしさを感じさせるのがリヤビュー。ハイマウントストップランプは立体的な造形でBOXスタイルに変化をもたらしている。前後、左右ともに大きなウインドウのおかげで視界は良好。とくにサイドウインドウの大型化で、ボディやミラー下に付けられる補助ミラーの設置が必要ないのが自慢
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