ライバルとの違いは?
個性的な涙目型のメーターパネルやスッキリしたインパネシフト、センターパネルに集中配置されるナビやエアコンのインターフェイスにより、操作性のしやすさとスッキリしたデザインを実現している。新しさと使いやすさを両立しているが、ドライバーの体型によっては、左膝辺りが狭く感じるのが気になった
ノア&ヴォクシーはマイナーチェンジで、走りに余裕が生まれている。トルクやパワー感に関してはセレナやステップワゴンと比べても遜色ないし、乗り心地も平均点以上は与えられるだろう。若干短い全長が取り回しのよさに寄与しているのが「ノアヴォク」の美点だ
優秀なアイドリングストップ機構
1列目から3列目までトップクラスの室内長を誇る。室内幅と室内高はクラストップではないが、体感上差を感じさせない。とくにサードシートはスライド機構をなくしたが、広さに関しては不満はない。一点、ヒップポジションの低さなど、シートの設計にやや課題を残しているように感じる。ただし、このクラスは簡単に跳ね上げられるなど、格納性も重視されるから現状は妥当かもしれない。サードシートは片手で簡単に折りたためる
瞬間燃費計やアイドリングストップタイマーを備えるメーターも遊び心がある。しかし、一般的に視認頻度が最も高いはずの速度計がやや小さめである上に、左側にオフセットされていて少し意識して視線移動させられるのには疑問を抱いた。デザイン重視で機能が少し疎かになっている。
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