シャフト選択の難しさ
メーカーから販売されているクラブのシャフトを差し替えるリシャフト。以前からチューンアップとしてポピュラーなものでしたが、2000年頃に、フィル・ミケルソンがフジクラ「SPEEDER757」を使用するなど、プロの間で流行のシャフトが登場したことで、一気にリシャフトの認知が高まりました。それに伴い、フジクラ「ROMBAX(ランバックス)」、グラファイトデザイン「TOUR AD」、三菱レイヨン「Diamana(ディアマナ)」など、リシャフト用のシャフトのラインナップが増え、人気となってきました。
そして、ここ数年の傾向としては、メーカーの新モデルを購入する際、すでにそういった人気のシャフトが装着されているケースが多くなってきています。
中には、ヤマハ「inpresX V425 TOURMODEL」(三菱レイヨン Diamana ‘ahina標準装着)のように最初からそうしたシャフトが装着され、純正シャフトのラインナップがないモデルも登場してきました。
これまではクラブ購入後にリシャフトしてきたわけですが、、その際にはシャフト代や工賃などがかかるわけで、それと比べるとかなり割安になると言えます。また、メーカーの保証が適用になるのも魅力的で、こうした傾向はメリットが大きいと感じます。
ただ、いざ購入の段になって、夥しい種類のシャフトを前にして、いったいどれを選んでよいのか悩んでいるゴルファーも非常に多いのも事実。そこで今回は、ブリヂストンスポーツの最新機種、「TOURSTAGE X-DRIVE705」ドライバーを例にとって、シャフト選択のポイントを解説します。