ミニバンまでもが手に入れた欧風ライドフィール

VWゴルフ トゥーラン

最高出力140ps/最大トルク220Nmを発生する1.4リッターツインチャージャーTSIエンジンに7速DSGが組み合わせられる。エンジンは最大トルクの発生が従来モデルより250rpm低い1250rpmからとなり、街中などで力強い発進に寄与する。10・15モード燃費は3%向上した14.6km/lを達成している

平日にも関わらず、混み合った箱根の一般道を走る。乗り心地がはっきりよくなったと思うのは、路面からの振動の収まりがいいことに加えて、余分なノイズや振動が随分と抑えられたから。加えて、ステアリングフィールそのものが上質で、運転していて気分がいい。およそ、ミニバンをドライブしているという感覚ではなく、背の高いゴルフに乗っているという感じ。なるほど、名は体を表す、である。

こんなカタチには似合わない、と思いつつ、スカイラインも走ってみる。大きなハコを背負っている、という感覚はまるでない。上りではさすがにパワフルとは言えないが、踏んでも走らないかったるさとは無縁。むしろ、これで十分十分と納得できる走りである。

驚いたのは、けっこうスポーツドライブを楽しめたこと。さすがに勢いこむと、長いクルマを運転しているという気分にはなるが、それでも4輪はしっかりついてくる。コーナーでも楽しいと思える場面があった。なるほど、ゴルフ譲りである。

オーソドックスなサルーンやハッチバック小型車のみならず、ミニバンやSUVまで、完全に欧風なライドフィールを手に入れたヨーロッパ勢。走りに関していえば、残念ながらもう日本車の及ぶところではなくなった。クルマはやはり、人と土地と文化の賜物である。
VWゴルフ トゥーラン

上級モデルのハイラインにはLEDポジションランプ付きバイキセノンヘッドランプや16インチアルミホイールを装備。シルバールーフレールなども備わる

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