アジア新興国市場を狙ったモデル
ホンダはタイのモーターショーでフィットより一回りコンパクトなエントリーカー『ブリオ』を発表した。予価40万バーツ。フィットの3分の1というから安い! 今後アジア地域で大きな需要が期待されるカテゴリーとなっており、先行発売されたマーチはすでに大ヒット車種になりつつある。
ちなみにタイで販売されているフィットは1.5リッターモデルのみ(60万バーツ~)。日本なら140万円くらいする装備内容だ。仮にブリオを日本で発売するとなれば(直近の販売計画は無いそうな)、マーチより10~15万円安く、フル装備90~95万円くらいのイメージか?
公表されたスペックによればボディサイズ全長3610mm×全幅1680mm。マーチやパッソより少し短く、少しワイドというプロポーションを持つ。気になるエンジンだけれど、1.2リッターという排気量のみ判明している。フィットの1339ccより少ない。ということを考えると新エンジンか?
とはいえ全てが新設計のエンジンということも考えられない。可能性としちゃフィットに搭載されている1.5リッターから1気筒を取った3気筒の1122ccか? マーチにも言えることながら、コストダウンと燃費を両立させるなら4気筒より3気筒エンジンが好ましい。
シャシも基本的には独自設計ながら、これまた完全なるブランニューではないと思う。フィットと同じラインで作ると言うし、下回りを除いてみたら限りなくフィットに近い。流用できる部分を使い、その上でコストダウンしたと考える。気になる車重だけれど、フィットより100kgくらい軽い?