その4 モノの居場所を決める
モノを戻しやすくします。使いやすい位置にモノをしまったとしても、戻しやすいとは限らないからです。使いたいときには多少は不便でも我慢できるのですが、戻すときには面倒な動作を省きたくなるものです。
いつも出したままになりがちなモノは何か?を観察してください。カメラで撮影すると、より客観的に分析することができます。いつもそこに放置されているモノは、その場所で無理なく片付く方法を見つけてあげましょう。
しまい方よりも戻し方が肝心です。片付かないという悩みは、戻せない癖を見つめて解消法を研究します。
その5 スペースイズマネーと心得る
モノよりスペース優先です。押入やクローゼットに入らないモノを床に置いていると、掃除の手間が2倍に増えます。
余程の自制心を働かせない限り、モノは自然と増えていきます。モノは買うから増えるというばかりではなく、自動的に送られてくるDM、カタログなどのように、じっとしていても増えていくモノもあるはず。
もったいないのは、あなたが暮らしているスペースの無駄使いです。
その6 収納は8割に抑える
ギュウギュウ詰めは人にもモノにもストレスです。隙間なくモノを詰め込まないと、収納スペースが無駄になってしまうという勘違いをしてはいけません。
例えば、旅行鞄に荷物をキレイに詰めて出掛けると、帰って来る時に上手に荷物が入らないという経験はありませんか?同じ量の荷物でも、たたみ方や入れる順番でキレイに入ったり入らなかったり。ましてお土産を鞄に入れるなら、その分の予備スペースが必要です。
押入やクローゼット、収納ケースや引き出しなどには8分目を目安にモノをしまいましょう。残りの2割は、モノを探しやすく使いやすくするための必要スペース。この2割のおかげで、収納スペースの通気性が良くなりモノを大切に保管することができるのです。さらに、衣類がシワになったり、食器が欠けたり壊れたり、そういったトラブルにも悩まされることもありません。
ゆとりのある収納は、心に余裕を与えてくれます。
その7 モノを大切にする
モノへの愛着が整理収納の心へとつながります。モノの量を減らすために、時には処分することも必要。モノを大切にすることと矛盾していますが、その原因を作っているのは自分です。充分にモノの役目を果たした結果の処分なら良いのですが、持っていても使わないモノにしてしまうくらいなら、買うときに充分に考えるべき。そうは言っても、使わないモノも出てきてしまうのが現実ですから、バザーやフリーマーケット、リサイクルショップを活用してモノを送り出してあげたいものです。
モノを買うときには、長く大事に使えることを基準にしましょう。仮に途中で使わなくなったとしても、友人知人が欲しいと思ってくれるようなモノなら、すぐに行き先が見つかります。 モノも友人も大切に、丁寧に暮らしたいものですね。
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