引越し/引越し業者の選び方

引越し料金の基本・常識(2ページ目)

契約が行なわれる際に特に確認すべき事項、見積書のチェックポイントをお金の観点から考えて見ます。

執筆者:All About 編集部

【Q2】そもそも見積りって有料なの無料なの?

【A2】見積料は払う必要はありません。しかし、下見に要した費用がある場合、その実費などを請求されることがあります。ただしこの場合には、「見積りを行う前にその金額を申込者に通知し、了解を得る」(第三条)という条件が付け加えられています。

また、下見の費用以外は「見積りの際に内金、手付金を請求しません。」(第三条)と書かれています。よって、引越しの内金、手付金も支払う必要はありません。

【Q3】料金はいつ支払うべきものなのでしょうか?

【A3】後払いが一般的なようです。引越し作業が終了したら、現金またはカードで引越し料金の精算をおこないます。ただし、「見積書に記載された支払方法により」(第十九条)と書かれていますので、どのような方法で支払うよう記載してあるのか、手持ちの契約書で確認をしておきましょう。

【Q4】引越し料金のしくみを教えて?

【A4】引越し料金の設定はこの様なしくみになっています。

【引越料金】=運送費+人件費+梱包費+保険料+オプション

■運送費は、荷物の量、引越し距離、引越し日、住まいの条件によって変わります。運送費を左右する引越しに必要なトラックの大きさの目安は、2LDKで4tトラック1台、3DKで4tロング1台、4LDKで4tロング1台と2tロング1台といったところでしょう。
■人件費は、人数によって決められます。目安として、3DK~4LDKで3~4人程度の作業人が必要です。
■梱包費は、梱包個数・梱包資材の量によって変わります。また、近距離か遠距離によっても変わります。近距離の場合簡易包装ですむ場合も、遠距離になれば完全包装にせざるを得ないからです。目安として、ダンボール(中)200~300円、ガムテープ300~350円、布団袋500~600円(全て1つにつき)が相場のようです。
■保険料は、保険の種類、補償限度額によって変わります。多くの業者は「運送業者貨物賠償保険」に入っているようですが、高価な物に対しては別途「引越保険」に入ることも検討しましょう。
■オプションとは、冷暖房器具の取りつけ・取り外し、ピアノの搬出・搬入。乗用車の運搬、不要物の処理、クリーニングサービスなどの事です。
「社団法人全日本トッラク協会の調査」を参考)



いかがでしたか?引越し料金の大まかなしくみをわかっていただけたでしょうか。業者から見積りをもらったら合計金額だけでなく、その内訳も吟味してみて下さいね。では、今後もさらにくわしく引越し料金に関する情報を提供していきますので、楽しみにしていて下さい。


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