Point4.施工に必要なチェックも忘れずに
最初にも書きましたが、エアコン選び=機種選びではありません。施工がきちんとできるかを判断するために、必要となる情報を確認しておきましょう。では、室内機・室外機それぞれの確認ポイントを整理しましょう。■室内機・設置スペースの寸法(幅*高さ)
窓と絡む位置に設置する場合が多々あります。設置可能な空き寸法をしっかり確認しましょう。またエアコンを付けた場合に、近くに吊戸棚などがあると、扉が開かなることも!周囲の状況も含めて良く確認しましょう。
■室内機・下地補強の有無
エアコン取り付け位置が想定されている場合、下地の準備がされていますが、特に想定されていない場合は、壁の下地が必要かどうかを調べておきましょう。
■電源の有無とコンセントの形状
(参考:ダイキンカタログ) エアコン取り付け位置が想定されている場合、コンセントも設置されているはずです。しかし、右表のようにコンセントといってもいろいろあるため、取り付けたい機種によっては、容量・コンセントタイプなど、変更工事が発生する場合もあります。ご自宅にコンセントがある場合は、コンセントの形・ボルト(V)・アンペア(A)などをメモしておきましょう。
■室外機・設置スペースの確保
(参考:ダイキンカタログ) 意外と見落としがちなのが、室外機の置き場所。カタログにも右の赤枠内のように「配管の長さ」と「最大高低差」が記載されています。その範囲内で設置できる場所があるか、しっかり調べておきましょう。また「だいたい置けるだろう」ではなく、設置できる空き寸法もきちんと測っておきましょう。
■効率の良い設置場所とは...
せっかく高性能の機種を選んでも、設置場所によっては、その性能が最大限活かされなくなります。できるだけ冷暖房の効きが良いよう、室内機・室外機ともに、効率の良い場所を選びたいものです。新築などで、エアコンの設置場所から検討する人は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
【参考記事】省エネ&快適なエアコン計画(from 環境を考えた住まい)
以上の項目を確認し、施工ができるorできないについて不安がある場合は、まず専門家(販売店・設備店など)に相談してみましょう。解決方法や適した機種を提案してくれるはずです!
失敗しないエアコン選びのポイントは、以上です。設置場所に問題がなければ、Point1~3について詰めていけば、適した機種が選べるはずです。エアコンは施工が絡むので、失敗したからといって簡単に交換ができるものではありません。まずは、じっくりカタログを読み込み、間違いの無い機種をセレクトして下さい。
【参考INDEX】エアコン
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