花粉症の人にはツライ季節がやってきました。杉花粉が大量に舞うと予測されている今年は、対策も念入りにしなくては!と思いますよね。そこで注目される【家電】と言えば“空気清浄機”です。せめて部屋の中だけでも、クリーンな空気で過したいものです。
しかし気になるのがその「効果」。しかし、店頭では効果を体感しにくいものです。そこで今回は、そんな“空気清浄機”を選ぶ時の決め手についてまとめてみました。カタログの情報から「何をチェックすれば良いの?」「これってどういう意味?」と迷っている方、参考になさって下さい。
はじめに・空気清浄機とは?
空気清浄機を選ぶ前に“空気清浄機”について、少し整理してみたいと思います。まず「空気清浄機の仕組み」ですが、大きくふたつの方式があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。-
■ファン式
ダイキン・フラッシュストリーマ モーターでファンを回して空気を吸い込み、その空気をフィルターでろ過して汚れを除去する方式。集塵力がありタバコの煙なども除去できますので、リビングなどで部屋全体の空気をきれいにするのに適しています。ファンを回すため運転音がします。現在大手メーカーの機種はファン式が主流となっています。
■電気(イオン)式
次は「空気清浄機の効果」です。空気清浄機がしてくれることは、大きく2つ「脱臭」と「集塵」です。では、具体的には何を除去してくれるのか、確認しておきましょう。
■脱臭性能 タバコ臭・ペット臭・生ゴミ臭・料理臭・ホルムアルデヒドなどの化学物質臭などが脱臭できると表記されています。
脱臭性能の目安となるのは『脱臭性能○○%』という表記。これは「1m3の密閉容器内でタバコ5本を燃焼させ空気清浄機を定格風量で1分間運転した後のアンモニア・アセトアルデヒド・酢酸の総合除去率」となります。しかし、カタログに数値を表記しているメーカーとしていないメーカーがあり、比較がしにくくなっています。「明記しているメーカーは脱臭に自信がある」と解釈しても良いかもしれません。
■集塵性能 集塵できるものとして、汚れ(ホコリ・チリ・カビ・ウィルス・雑菌・ディーゼル粉塵・タバコの煙 など)、アレルゲン(ダニの死がい・花粉)などがあげられています。
集塵性能の目安となるのは、カタログに記載されている『○○%除去』『○○%抑制』『○○%不活化』などの数値となりますが、どれもフィルタ単体での性能を表したものとなります。
いずれも、機種により除去できるものが異なります。事前に何を取り除きたいのかについて整理してから、カタログチェックをしましょう。
それでは続いて、空気清浄機を選ぶポイントについて整理していきます。
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