「液晶」と「プラズマ」の違い (サイズ、価格、消費電力 編)
「液晶」と「プラズマ」では、仕組みの違いから、価格や消費電力において得意なサイズ、不得意なサイズがあります。 仕組み(イラスト)を思い浮かべながら、下記の比較をお読み頂くと、理解が深まるばすです。
■価格/消費電力 (小型)
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液晶
プラズマ
価格 |
○ (安い)
高精細化に向いた仕組みで、携帯機器などにも採用されるほど、小型化に適している。
42型くらいまでの中~小画面なら、液晶テレビの方が安い。
X (不得意)
小型化により、各画素が小さくなると、発光効率が下がり、非実用的となる為、32インチ以下は製品化されていない。
消費電力
○ (低消費電力)
元来、バックライトに用いられるCCFL(蛍光灯のようなもの)は発光効率が高く、また、小型機器では使用本数を減らして対応可能。
X (不得意)
小型化により、各画素が小さくなると、発光効率が下がる。
32インチ以下は製品化されていない。
■価格/消費電力 (大型)
価格 |
X (高い)
構造が複雑な為、大画面になるほど価格が高くなる。
但し、年々コストダウンが進み、大型化している。
○ (安い)
構造がシンプルな為、大型化が得意。
50型以上の大画面なら、プラズマテレビの方が安い。
消費電力 |
X (不得意)
バックライトが常時点灯している為、大型化すると、消費電力も大きくなる。
○ (低消費電力)
大型になるほど、各画素も大きくなり、発光効率が上がる。55型以上なら、液晶よりも低消費電力。
*消費電力については、筆者記事「プラズマvs液晶 大型化で電気代は!?」にて、詳しく具体的に比較しています。
総合的に判断すると、本体価格と消費電力(電気代)の安さで選ぶなら、37型程度までなら液晶テレビ、42型以上ならプラズマが有利と言えそうです。
価格は製品、販売店、時期によっても刻々と変化しますし、最近では液晶の大型化(低価格、低消費電力化)が進んでいます。購入時に店頭で再確認し、より賢い買い物を!
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