全身系はなるべく広く
PlayStation Move関連商品を購入すると、体験版ソフトが多数収録されたディスクが貰える。今回はそれらのプレイ感覚を確認してみよう。まずはモーションコントローラならではのタイトル、『スポーツチャンピオン』から。
体験版で遊べる競技のうち、ぜひ試したいのが卓球だ。
しかし立ってプレイする関係上、割と広さを必要とするタイトルでもある。
基本的にMove対応のゲームはプレイごとにキャリブレーションを行う必要があり、卓球はMoveを右手に持って、カメラに全身が映るように距離を取らなければならない。画面にカメラからの映像が表示され、指示通りの操作を行うだけで設定は終了する。
一般的なリビングなら問題ないとは思うが、ソファなどの配置や間取りによっては厳しいかも知れない。自室やワンルームマンションなどならなおさら、プレイする広さを事前に確認しておいたほうがいいだろう。
場所がないからと言ってカメラを斜めに設置するのはよくない。プレイ感覚に大きな支障が出るからだ。最低でも1.5mは距離を取れるように工夫したい。
場所の問題さえクリアすれば、プレイ感覚は驚くほど良好だ。
実際の卓球で誰もが試すようなカット、スマッシュなどはそのまま通用するし、意外に全身を使うので没入感は抜群に高い。
Move入門用には非常に有用なタイトルと言えそうだ。
この操作は新しい!
発売が延期になっている『無限回廊 光と影の箱』だが、コレは非常に斬新なタイトルだ。空中に様々な形状のブロックが浮かんでおり、それに光をあてることで壁に影ができる。主役となる「キャスト」は、壁にできた影を踏んで移動するので、彼の足場を上手につくってゴールまで導くのが目的となる。
言葉で表現するのは非常に難しいが、実際にはとても直感的にプレイできる。
とにかく手に持ったMoveがライトの役割をはたすという感覚がとても新鮮だし、作り出す影で影絵が生まれるステージもあり、絵を発見した瞬間の手応えもとても気持ちが良いものだ。
基本的にはパズルだが、様々な味わいのある魅力的なタイトルになっている。発売がとても待ち遠しい一本である。