2012年度は過去最高の負担割合!
教育は未来を創る。でも、費用もかかる……
まずは、アンケート対象者の概要を整理しておきます。対象は、2~3月に「国の教育ローン」を利用した2万1103世帯。
アンケートの結果、有効回答数は5083世帯(勤務者世帯)。回答世帯の概要は次の通り。
- 子どもの数 : 平均2.0人
- 小学校以上に在学中の子 : 平均1.8人
- 教育ローンを借りた子どもの在学先 : 高校9.4%、専修・各種学校27.7%、短大4.2%、大学54.6%、その他4.2%
- 主たる家計維持者の年齢 : 平均49.9歳
- 世帯年収(平成23年、税込) : 平均557.8万円、400万円未満22.8%、~600万円未満32.8%、~800万円未満29.8%、800万円以上14.5%
教育費はいくらかかっている?
このアンケートでは、教育費を「入学費用」と「在学費用」に分けて聞いています。それぞれを見てみましょう。入学費用には学校納付金の他、受験費用、入学しなかった学校への納付金が含まれます。子ども1人あたりの入学費用は、下記の通りとなっています。
大学の中でも、国公立が意外に高いのは、入学しなかった学校への納付金などがかさんでいるためです。
<入学費用>
- 高校 48.1万円
- 高専・専修・各種学校 83.6万円
- 短大 88.0万円
- 大学平均 94.4万円
- 大学理系 102.9万円
- 大学文系 95.6万円
- 大学国公立 82.3万円
1年間の在学費用は下記の通りです。国公立大学の在学費用との差額は、私大文系で約41万円、私大理系で約69万円となっています。
<在学費用>
- 高校 96.6万円
- 高専・専修・各種学校 146.3万円
- 短大 146.7万円
- 大学 149.9万円
- 私大理系 175.1万円
- 私大文系 148.1万円
- 国公立大学 108.5万円