ゲームメーカーと打ち合わせ
編集長の千木良さんは、ツルツル頭がチャームポイントでおしょうさんと呼ばれています。
ガイド:それではよろしくお願いします。まずですね、もちろん色んな雑誌で違いがあるとは思うんですが、今回は電撃ゲームスを例に、順を追って雑誌がどういう風に作られていくか伺いたいと思います。ちなみに、今日が11月19日で、11月26日が発売日ですから、ちょうど一週間前に校了ということですよね。
千木良:そうですね。今日はチェックも何も全部が終わっていないといけない日です。
ガイド:では、ずーっと遡って、最初はどういうところから始まるんでしょう。
千木良:まず、ゲームメーカーさんなんかと色んな打ち合わせをして、こういうソフトが出るんですよって情報をいただいたら、じゃあ、それを何ページで、どういう企画でやろうかっていうことを考えて、いわゆる台割ですよね、このゲームの特集記事を何ページ、ニュースコーナーが何ページっていう、ページの割り振りを表の形にしたものを作ります。これがだいたい発売1ヶ月前くらいです。
ガイド:この場合のゲームメーカーさんの窓口というのは広報さんということですよね。
千木良:そうですね。
ガイド:ゲームの広報さんというのは、定期的にゲーム雑誌の編集部にたいしてどういうゲームがいつ発売されるみたいな情報を持ち込む広報活動をしているということになるのでしょうか。
千木良:そういうことになります。
ガイド:そうなると、どういう情報をどんなタイミングで誌面に展開するというのは、メーカー側から提案されるんですか、それとも情報を受け取った編集部からですか?
千木良:それは両方のケースがありますね。メーカーさんから、こういう情報をこのタイミングで紹介してもらえませんかっていうこともあるし、こちらから、このタイミングでこのゲームの特集したいからこんなことできませんかって提案する場合もあります。
ガイド:そこら辺の打ち合わせがだいたい発売1ヶ月前くらいに行われて、ページが割り振られていって台割ができあがると。
次は、台割の後、原稿ができあがっていくまでの流れについて。ゲーム雑誌のライターさんたちは、みんなゲームをプレイしてから原稿を作るのでしょうか。