住まいの印象を左右する門扉

敷地の出入り口に設ける門扉は、日々家族が使用するだけでなく、来客も利用するエクステリア建材。プランニングによって、使い勝手はもとより、住まいの印象も左右する重要なアイテムのひとつと言えるでしょう。エクステリアメーカーからは、多種多様な門扉が提案され、プランや予算に合わせて自由に選ぶこと可能です。

門扉のスタイルには、開き戸タイプと引き戸タイプがあります。多く取り入れられているのは開き戸タイプ。限られたスペースでも設置しやすい引き戸タイプの商品も充実してきています。いずれもデザイン性や使い勝手を高めた商品も多くみられますが、ここでは、馴染のある開き戸タイプについて詳しくみていきましょう。

主なスタイル  両開き・片開き・親子タイプ。間口に合わせて検討を

連子(れんじ)格子のデザインを取り入れ、開放感を保ちながら、斜めからの視線も遮る。[プレスタundefined施工例undefined門扉:2型+P型undefined/フェンス:8S型undefinedナチュラルシルバーF]undefinedLIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

連子(れんじ)格子のデザインを取り入れ、開放感を保ちながら、斜めからの視線も遮る。[プレスタ 施工例 門扉:2型+P型 /フェンス:8S型 ナチュラルシルバーF] LIXIL

多く用いられている開き戸タイプの門扉スタイルは、両開き、片開き、親子タイプの3つに分類することができます。
  • 両開き    扉を2枚左右対称に設置したタイプ。
  • 片開き    ひとつの扉で開閉するもの。
  • 親子タイプ  2枚の大小異なる扉(親扉・子扉)を持つスタイル。子扉に表札やポスト、ドアホンなどを組み込んだタイプもあります。

商品として、扉1枚あたりの幅サイズは、60、70、80、90、100センチ程度(40センチのタイプは親子タイプの子扉用)。たとえば、門扉を設置するスペース(間口)が120センチ程度の場合は、40(子扉)+80センチの親子タイプの組み合わせが考えられます。60+60センチの両開きも可能ですが窮屈な場合も。条件にもよりますが、出入りをする扉には、70、80センチ以上のサイズを選んだ方がいいでしょう。また、高さのバリエーションは、100~180センチ程度。エクステリア全体のバランス、プライバシーの確保などを考慮してプランニングすることが大切です。

敷地条件にもよりますが、門扉を設ける場合は、内開き(敷地内に開き)、右勝手(道路から見た時に右側が吊元)となるプランが一般的。プランニングの際には、扉サイズに適した間口(門扉の幅だけでなく柱や金物を設置する空間など)や扉の開閉スペースを確保しておくことも必要でしょう。

主な素材  アルミ、樹脂など。豊富な商品が揃うアルミ形材

さまざまな住宅に馴染むシンプルなデザインの鋳物のシリーズ。門扉やフェンス、アップゲートなどを組み合わせることができる。[SHALONE(シャローネ)」シリーズ施工undefined門扉、フェンス、アップゲート]undefinedYKKAPundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/

さまざまな住宅に馴染むシンプルなデザインの鋳物のシリーズ。門扉やフェンス、アップゲートなどを組み合わせることができる。[SHALONE(シャローネ)」シリーズ施工 門扉、フェンス、アップゲート] YKK AP

門扉の素材は、アルミ形材やアルミ鋳物、樹脂などがありますが、多くみられるのはアルミ形材。メーカー商品も豊富で、予算や好みに合わせて選ぶことが可能です。

■アルミ形材
錆や腐食に強いアルミニウムは、耐久性に優れ、門扉の素材として、最も多く使われているものです。成形の方法によって「形材」と、次に解説する「鋳物」の2種類に分かれますが、軽量で、比較的安価な商品が多いのがアルミ形材。直線を基調としたシンプルなデザインのものが多くみられます。

■アルミ鋳物
アルミ形材に比べ重厚感があり、デザイン性のある曲線を作り出すことも可能。装飾的なデザインも豊富ですが、最近では、すっきりとしたモダンなデザインも多く提案されています。

■樹脂系
ポリスチレンなどの樹脂系素材のもの。耐候性もあり、メンテナンスも楽なのも特徴です。木粉や再生木などを用いた天然木のような商品もあります。

■木製
天然木を素材にしたもの。軽量で強く、加工がしやすいのがメリットですが、反りやすく虫や菌に侵されやすいという欠点も。防腐処理を施し耐久性を高めたタイプもみられます。

■アイアン(鉄)

繊細なデザインと重厚感あふれる質感が魅力。素朴な温もりを感じる手づくりのタイプも。

■その他
耐候性に優れたステンレス、強度に優れ加工性に富むスチールを使用した門扉もあります。

フェンスやカーポートとコーディネートも。シンプルなデザインが主流

メーカーから提案されている門扉は、住宅のデザイン傾向と同様に、すっきりとしたシンプルなタイプが主流。ある程度のプライバシーを確保しながらも閉鎖的になりすぎず、洋風の外観でも和風の外観でも馴染みやすい、格子やメッシュを基調としたデザインが多くみられます。また、自然の風合いを感じる木目調を取り入れたタイプも人気です。

プランニングする際は、建物本体とのコーディネートも重要。外観のイメージに合ったデザインとし、玄関扉や窓などとの色や質感を揃えることで、統一感が生まれるでしょう。メーカー商品には、門扉だけでなく、フェンスやカーポートなどとシリーズ化された商品も揃い、外まわりをトータルにコーディネートすることができる商品も増えてきています。カタログの施工例写真などを参考に組み合わせを検討するのもいいでしょう。

開閉のしやすさ、防犯性能などをチェックして

カードやシールで施解錠できる玄関ドア「スマートドア」と同じキーシステムを備えた門扉。木目調やシンプルモダンなど多彩なスタイルが揃う。undefined[電気錠付エクスティアラ門扉undefined05型〔パネル〕両開き] YKKAPundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/

カードやシールで施解錠できる玄関ドア「スマートドア」と同じキーシステムを備えた門扉。木目調やシンプルモダンなど多彩なスタイルが揃う。 [電気錠付エクスティアラ門扉 05型〔パネル〕両開き] YKK AP

門扉を選ぶ際には、家族構成やライフスタイルに合わせて検討することも大切です。自転車を押して入ったりやベビーカーや車椅子などの出入りがあるのであれば、ゆとりのある幅の扉を。また、扉の開閉しやすさや把手の使い勝手などもしっかりと確認するようにしましょう。

加えて、防犯面も確認しておきたい大切なポイント。門扉の鍵は、一般的な鍵(シリンダー錠など)のほか、リモコンで開閉することができるタイプ、カードキーやシールキーなど玄関扉と同じキーシステムを搭載した商品も。また、施解錠を室内から行うことのできる電気錠などを取り入れることができるタイプもみられます。

カタログだけでなくショールームで確認を

住まいづくりを進める中では、エクステリアプランは後まわしになりがちですが、建物だけでなく、外まわりも同時に検討することで、使いやすく、まとまりのある佇まいの住まいとなるものです。

具体的な商品を選ぶ際には、カタログだけでなくショールームを活用して。エクステリアのショールームは多くはありませんが、サイズや色、素材感など、可能な限り実物で確認する方がいいでしょう。実際に動かしてみて、その操作性、重量、デザインなどをチェックすること。エクステリアだけでなく、玄関扉や窓など扱うエクステリアメーカーのショールームであれば、住まい全体をトータルに検討することができるでしょう。


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