建築家・設計事務所/建築家選び

知っておきたい建築家の役割(2ページ目)

家を建てようと考えた時、まず誰に頼もうかというところから悩むと思います。世界にたったひとつのオリジナルの家を建てたいと思うのであれば、ぜひとも建築家と一緒に家づくりを楽しんでください。では一体、建築家とはどんな仕事をしているのでしょうか?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

要望は基本設計の打合せで

建て主は基本的な要望だけをまとめておけば、あとは建築家と会っていろいろと話し合いの中からプランを決めていけばよいのです。はじめから広さの限定や、つけてほしい設備機能を決め付けなくても良いのです。もちろん建て主がこれだけはこだわりたいというのがあればそれはそれで良いのですが、建築家のさまざまな意見や考え方を聞くことも、お互いに信頼関係を築き理解を深めていくことには大切なことです。
基本設計は間取りや外観のイメージ、使用する設備機器やグレードなどを決めた設計図です。何度も打合せを重ね、納得していく段階で基本設計がまとまっていくのです。

[基本設計の流れ]
事前調査→基本設計図書の作成→概算工事費の算定→基本設計の調整


実施設計そして見積りへ

基本設計がまとまり、建て主の要望も入ったところで実施設計となります。実施設計は建物の構造や設備の詳細などをつめた図面です。この図面をもとに工務店は細かい見積りの作業をし、最終的に建物の工事金額が算出されるのです。算出された金額が図面の指示通りに拾ってあるか?各項目金額が高くないか?数量は適切か?などをチェックしていき、建て主に見積り内容を報告します。そこで仮にオーバーしていたら再度調整をしていきます。

[実施設計の流れ]
実施設計図書の作成→実施設計図書の確認→建築確認申請→建築確認済証の受領→住宅瑕疵担保責任保険会社の選定

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