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スイスのお土産!おすすめお菓子&雑貨14選

スイスの定番お土産に加え、時計チョコレート木彫りや刺繍などの雑貨といった、おしゃれな文房具や子ども用によろこばれる知育おもちゃなど最近人気を集めているスイスならではの注目アイテムをご紹介します。観光やハイキングの合間に掘出し物を見つけるのも、旅の大きな楽しみです。

和田 憲明

執筆者:和田 憲明

スイスガイド

スイスのお土産 定番から話題のアイテムまで14選!

スイスの土産

スイスで雨が降ったらショッピングのチャンス!時計やチョコレート以外にも面白いものを見つけよう

ここではスイスで定番となっているお土産に加え、スイスならではのおすすめアイテムや最近日本でも注目を集めている品々をご紹介します。

<目次>

スイスの定番土産

スイスのお土産と言えば、チョコレートや時計が代表的。民芸店ではカウベルと呼ばれる牛の首につける鈴の模型や刺繍、木彫りの製品が所狭しと並んでいます。堅実なお国柄を反映して、品質はどれもみな折り紙付き。「安かろう、悪かろう」といったものはスイスではめったにお目にかかることはありません。
 

1. カウベル 

カウベル

スイスの民芸品の代表格、カウベル。大小さまざまな種類がある

スイスの民芸品店なら必ず目にするのがカウベル。牛の首に付ける鈴の模型で、ベルトの部分に様々な装飾が施されています。手のひらに入るくらいの小さく持ち運びに便利なものから、ひと抱えもあるほど大きなサイズのものまでいろいろ。スイスの山で、あるいはハイキングの最中に風に乗って聞こえてくるカウベルの音。耳に心地よく響くその音色は、旅情をさらにそそります。
 

2. スイス・アーミーナイフ ビクトリノックスとウェンガーが有名

スイスアーミーナイフ、アーミーナイフ

キャンプの時など、これ一本ポケットにあると便利

ナイフをはじめ、せん抜きやハサミなど数種類の道具をひとつにまとめたナイフです。折りたたみ式なので、持ち運びにとても便利。スイス軍でも実際に使われていた高い機能性と実用性を誇ります。例えばキャンプ場などでこれがポケットにひとつあると実に重宝します。家で「ワインオープナーがない!」といった場合でも、きっと役立つことでしょう。

代表的なメーカーは、ビクトリノックス(VICTORINOX )とウェンガー(WENGER)。希望をすれば自分の名前やイニシャルを入れるサービスをやっている大きな土産店もあります。
 

3. 刺繍製品

スイスの刺繍

美しい刺繍が入ったベルト付きのザックもある

スイス東部を中心に発達したスイスの繊維産業。スイスの長い冬の田舎で主婦たちが内職に励んだ歴史的経緯があります。

チューリッヒから列車で約1時間のザンクト・ガレンには、地元の刺繍やレースなど3万点の展示物を誇る織物博物館があります。スイス各地の民芸店では、大小さまざまな刺繍製品を目にすることができます。
 

4. 時計 ロレックス、オメガ、フランク・ミューラー…

スイス時計、スウォッチ

スイスと言えば高級時計で有名

フランスとの国境に近いジュラ山脈一帯ではじまったスイスの時計産業。スイス時計と言えば高級時計の代名詞にもなっています。チューリッヒやジュネーブのショッピングストリートには、ロレックス(ROLEX)、オメガ(OMEGA)、ロンジン(LONGINES)、フランク・ミューラー(FRANCK MULLER)など高級ブランドを扱う店が軒を並べます。

「もっと手軽な値段で」という場合は、スウォッチ(SWATCH)がおすすめ。シンプルな構造と斬新なデザインが人気の秘密です。日本では手に入らないような珍しいモデルも見つけることができるでしょう。
 

5. オルゴール

スイス・オルゴール

オルゴールの町、サント・クロワで見つけた高級オルゴール

スイスの時計技術から生まれたのがオルゴール。美しいオルゴールの音色は、心身の健康にも良い影響を与えると言われ、癌をはじめとする様々な疾患に対する「オルゴール療法」も登場しています。

フランスの国境に近いサント・クロワの村は、200年の伝統を誇るオルゴールの本拠地。有名なオルゴールメーカー「リュージュ(REUGE)社」や、オルゴールの逸品を展示する「シーマ博物館」があります。
 

6. 木彫り製品

スイス木彫り製品

切り妻屋根が特徴のシャレーの模型 

家具や食器など木彫り製品は、スイスの山岳地方では現金収入を得るための貴重な産業でした。スイス各地の民芸品店に木彫り製品を揃えていますが、中でもブリエンツは木彫りの村として特に有名。インターラーケンとルツェルンを結ぶルート上にあるので、移動の途中でお買い物に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
 

7. チョコレート スーパーで手に入る人気ブランドも!

スイスチョコレート

チョコレートはスイスのお土産の必須アイテム

そしてスイスの定番土産といえば、やはりチョコレート。スイスでは工場で大量生産されるチョコレートに加え、スイス各地になる小さなチョコレート店が独自のレシピで作ったチョコレートが販売されています。

チョコレートが大好きなスイス人。年間の消費量は日本人の5倍と言われ、スーパーのチョコレートコーナーの充実ぶりは日本と比較になりません。大量に購入して帰国後に職場で配るのに最適です。ただし、夏場の旅行の場合、心配なのが気温。せっかく購入したチョコレートが途中で融けてしまわないよう、最終日の空港で購入するなどの注意が必要です。

有名なチョコレートメーカーとしては、リンツ(Lindt)、カイエ(Cailler)、スシャール(Suchard) 、トブラローネ(TOBLERONE)などがあります。スーパーマーケットのチョコレート売り場を覗くと、その種類の多さに圧倒されることでしょう。

おすすめ記事:スイスのチョコレート!有名ブランド5選やおすすめ店
 

スイスのお国柄を反映するお土産

誰もが手にする定番のお土産に加え、ここではスイスのお国柄を反映するおすすめのアイテムのいつくかをご紹介します。中には「氷河特急の傾いたワイングラス」など、その場所でしか手に入らないものも。
 

8. スイスの地図

スイス地図、スイスマップ

ハイキングのルートも判りやすく表示されている

スイスで発行されている地図は現地で役立つのはもちろん、そのままお土産にもなります。なかでもスイスの地図メーカー「Kummerly & Frey」社発行の地図はハイキングコースが赤い線で記入されており、ハイキングの時にはとても便利。スイス国土地理院発行の地図は、地図製作者の間では世界で最も美しい地図と言われるほど、実に精巧にできています。価格の目安はハイキングマップの場合、一枚2500円~3000円前後。
 

9. スイスのチーズ

スイスチーズ

ラクレットチーズをトロトロに溶かして食べる

スイスはチーズの本場だけに、スーパーマーケットのチーズ売り場などでは日本とは比較にならないほど豊富な種類を揃えています。スイスを代表するチーズの種類として、エメンタール、グリュイエールが有名ですが、ガイドがよくスイスで購入するのが、ラクレットチーズ。真空パックされた適当な大きさのものを選んでスーツケースの空いたスペースに詰めます。
 
本格的なラクレットでは専用のラクレットオーブンが必要ですが、なくても大丈夫。必要な量だけ切り、茹でたジャガイモと一緒にトースターで溶かし、胡椒を振れば、「インスタント・ラクレット」を楽しむことができます。
 
おすすめ記事:チーズ/スイスのお土産
 

10. スイスワイン

スイスワインのイメージ

お土産として希少価値の高いスイスワイン

生産量が限られているため、海外にほとんど輸出されないスイスワイン。少し荷物が重くなりますが、ワイン好きなら1~2本お土産にいかがでしょう。タオルなどでしっかり巻いて、万一破損した場合に備えてビニール袋で密閉すれば安心です。

スイス全国で購入できますが、ワインの産地としてはスイス南部に位置するヴァレー州と世界遺産に認定されたラヴォー地区を擁するレマン湖北岸が有名。スーパーに行けば手軽に購入できますが、ワイン生産村に点在するカヴォー(ワインバーの一種)で試飲をした後、気に行ったボトルを購入するのも一興。

日本にもほとんど輸入されない希少価値のあるスイスワインですが、(株)岸本のオンラインショップ、オーガニックワインのユーロヴァンで入手可能です。

おすすめ記事:意外な理由で入手困難!? スイスワインの基礎知識
 

11. カランダッシュのボールペン

カランダッシュ

中にはスイスの国旗のデザインが付いたものも(写真下)

ボールペンをはじめ、鉛筆や万年筆など筆記具を扱うカランダッシュ。お土産にはやはりボールペンがおすすめです。小さな部品の1つ1つまで検査基準のテストを受けるだけあり、その書き易さ、なめらかさは抜群。六角デザインが特徴の「エクリドール」が、カランダッシュを代表するシリーズです。価格の目安は1000円から4万円くらいまで、幅広いラインナップを揃えています。ガイドも長年、随分お世話になりました。
 

12. 氷河特急の傾いたワイングラス 

氷河特急ワイングラス

人気の傾いたワイングラスは、車内で売り切れになることも

スイスの人気の観光列車、氷河特急の車内で販売されているのが、名物の傾いたワイングラス。スイスの山奥深く走る列車なので、傾いても中のワインがこぼれないようにデザインされたとか。実際には傾いてないグラスでもこぼれることはないので、それだけ山中深い部分を走るという単なる象徴なのですが、珍しさもあってこれが大ヒット。1個約20スイスフラン(2018年8月現在)。列車内で買い忘れた場合は、ツェルマットやサンモリッツの駅でも購入可能です。
 

人気急上昇の注目スイスアイテム

最後に、「スイス伝統の……」ではありませんが、近年人気を集めているアイテムをご紹介しましょう。
 

13. フライターグ

スイス お土産 おうすめ フライターグ

日本でも人気のフライターグ。画像は F704 CAKE BAG(ケーキバッグ)

トラックの幌、シートベルト、自転車のチューブなどをリサイクルして現代感覚溢れる見事なメッセンジャーバッグに蘇らせる、フライターグ。1つ1つ手づくりされるため、この世にひとつとして同じものはありません。フライターグ兄弟によるエコロジーの精神が、スイスを代表する傑作バッグを生み出したのです。

日本でも取り扱う店は増えていますが、チューリヒやダヴォスの旗艦店では豊富な品揃えの中から選ぶことができます。メッセンジャーバッグ価格の目安は1万7000円~4万3000円。
 

14. アウトドア用品

SIGG, シグボトル

ハイセンスなデザインで知られるSIGG。写真はチューリッヒ空港内での展示

ハイキングやスキーをはじめ、いろいろなスポーツを楽しむことができるスイス。ツェルマットやグリンデルワルトなどの山岳リゾート地では、スポーツ店もかなり充実しているので、ハイキングシューズやハイキング用のストックなど、スイスで揃えるのも良いでしょう。

手軽なお土産としておすすめはSIGG(シグ)のスポーツボトル。継ぎ目のない美しい形とおしゃれなデザインが人気。軽量なのでハイキング時の持ち運びにも便利です(価格の目安:2000~3500円)。

 

15. 玩具

ネフ、ネフシュピール

「遊びの体験が一人の人間に及ぼす影響の大きさを認識すべき」~ネフ氏の語録から

♦ネフ
スイスを代表する玩具メーカーで、斬新なデザインの木製玩具で有名です。中でも創業者のクルト・ネフが最初に発表した「ネフ・スピール」は今でも根強い人気。

これは5cm角の立方体に斜めの切り込みが入ったリボン型の構成玩具で、4色に塗り分けられた16個の同サイズのピースが、無限に近い組み合わせを可能にする……。創業者曰く、「対象年齢は生後3カ月から99歳」。大人も十分に楽しめるスイス製の玩具です。

チューリヒの民芸品店、ハイマートヴェルクをはじめ、スイス各地の店舗で購入可能。日本では(株)アトリエ ニキティキ(東京都武蔵野市 TEL 0422-21-4015)や各地の取り扱い店、百貨店でも購入することができます。ネフスピールの予算は、約1万8000円(2018年現在)。ネフ商品全体では、1万5000~5万5000円程度まで様々。

♦キュボロ
中学生にして将棋のプロ棋士となり、いきなり公式戦29連勝を達成して世の中に将棋フィーバーを巻き起こした藤井聡太七段(段位は2018年8月現在)。彼が子供の頃に遊んでいた玩具がスイス製の木製玩具、キュボロです。
 
穴や溝のある木のブロックを組み合わせて金属性の球を転がす遊びですが、時には目に見えない部分のコースを考えながら組み立ていくため、大人でもじゅうぶん楽しめる玩具になっています。
 
藤井七段の幼少期における頭脳の土台形成に貢献したのでは?とメディアで紹介されてから人気が爆発。日本では何カ月も待たなければ入手できないような状況が続いている模様です。価格の目安は2万5000円~4万円。
 
キュボロ公式サイト:スイスの取扱い店一覧(ドイツ語)

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