いちばん燃費を稼げる機能は?
ボディサイズなどは変わらないが、利便性は大幅に向上。シートアレンジのバリエーションは14種類にも上る。
ミニバンとしての性能も大きく向上している。ボディサイズは変わっていないが、ラゲッジの使い勝手やシートアレンジのバリエーションなどでライバルを圧倒。大型&長尺の荷物を積めるだけでなく、1~2列目と2~3列目シートをフラット状態にすることも可能。車内泊だって余裕。
現行モデルで高く評価されてる3列目の左右ハネ上げ式シートは固定場所を175mmも低くしたため、左右後方の視認性が向上した。操作自体も力の不要な構造になっており、女性だって簡単にハネ上げて収納できるだろう。いろんな意味で親切な設計になってます。
女性の力でも容易に格納可能なサードシート。シートが収まる場所も先代に比べ、175mm低くなっており、左右後方の視野が確保された
おすすめグレードは当然ながらアイドルストップ付きの『20X』(233万1000円)。このグレード、ベースの『20S』(216万3000円)に対し、アイドルストップだけでなく、助手席オートスライドドアと横滑り防止装置VDCが加わる。価格差を3つの装備で割ると1つ5万6000円。こらお得。
個人的に高く評価したいのは全グレードにクルーズコントロールを標準装備している点だ。長距離走行で燃費を稼ごうとしたら、90km/hくらいでクルーズコントロールをセットするのが一番確実。最も有効な燃費低減装備だと思う。セレナを買ったらぜひとも使いこなして欲しい。