軽やかに仕切る
ワンルームの間取りでは、玄関から居室につながる廊下を通路として使うだけではなく、洗濯や炊事にも使っている物件をよく見かけます。こうすると水廻りのスペースを効率よく位置できて、居室を広くとれるからでしょう。でもこうした無駄のない間取りのなかで、犠牲にされがちなのが収納です。今回もその例にもれず、洗濯機まわりに収納がありませんでした。せめて小さな吊り戸棚でもあれば、洗剤や洗濯ハンガーなど必要な品物をしまえるのですが、そこまで考えた賃貸物件はまだ少ないようです。そんなグチをこぼしていても仕方ありません。既につっぱり棚を使って、収納場所を確保している点は合格です。壁に傷が残らないので賃貸住まいで役に立ちます。でも今回の悩みは丸見えなこと。この問題を解決するためにもう1本つっぱり棒を使います。
既製のタブカーテンを使いますが、透け感がある素材なら狭い空間でも圧迫感がありません。カーテンは小さな面積なので、好みの色や柄で思いきったチョイスをして楽しんでみるといいでしょう。
布製カーテンの代わりに、シャワーカーテンのように水濡れに強い素材でもOK。リリアン製も軽やかで使いやすいです。こうしたカーテン(スクリーン)はインテリア雑貨店へ行くと、手頃な価格で色柄も豊富にあります。仕事で疲れた週末の洗濯は、小物使いで元気がでたらいいですね。さて次は、ちょっと悩ましいキッチン収納を解決します。