人間性を育み理念を実践する注目の課外活動
徳育、体育に対する力の入れ方も注目ポイント。これは、「灯台のように進むべき道を示し、周囲に光を放って人々の希望となる人物、『世の光』となる子どもの育成」を謳う教育目標にも現われています。「世の光であれ」という教育目標の根幹をなすのが、カトリック修道会サレジオ会を経営母体とするキリスト教の精神。学校教育において、キリスト教色を強く打ち出しているわけではありませんが、人格形成として大切な時期である中高校生活においてキリスト教の精神をもとにした人間教育は、道徳、倫理教育の側面からもよい影響を与えるものと考えられます。
「世の光であれ」の双璧となる理念は「アシステンツァ」、すなわち「共生」です。この理念を実践したものとして、和歌山南部学舎と長野黒姫高原の山荘を利用した学外授業が挙げられるでしょう。中学3年間で約50日、高校で約30日にのぼる学外授業は、生徒同士、生徒と教師との信頼感・一体感を育むとともに、学外活動に卒業生も参加するのが大阪星光学院の大きな魅力のひとつなのです。
全国制覇も。充実したクラブ活動
大阪星光学院は、クラブ活動も積極的に取り組んでいます。中学生の9割がクラブ活動に参加し、ECC、文芸部、吹奏楽部といった文科系クラブから、高校野球部、テニス部、バスケット部、バレー部といった体育会系クラブまで、多彩なクラブが存在。かつてホッケーでの全国大会制覇の記録も持ち、2008年には国際物理オリンピックにおいて灘、洛南の生徒らとともに入賞者も輩出しています。2010年から入試制度が変更に
2010年入試から大幅に受験制度が変更されました。2009年度入試までの受験教科は4教科でしたが、出願時に4科目型と3科目型を選択できるようになり、2010年度入試では志願者数が大幅に増加しました。配点と成績の算出方法は以下の通り。
- 国語120点、算数120点、理科80点、社会80点
- 4科目型では4科目合計点か、国語・算数・理科の合計×1.25、国語・算数・社会の合計×1.25の中での最高点を受験者の成績とする
- 3科目型では国語・算数・理科の合計×1.25を受験生の成績とする