道具にも一工夫を
かわいい道具を効果的に使って、興味関心を引きつける工夫を
前述のぞうきんがけレースのように、大掃除にはそのまま捨ててしまえる道具を使うのも手。でも、楽しく掃除をしてもらいたいなら、子どもが喜びそうな道具を持ち込んでみるのも効果があります。写真はライオンさんの形のほこり取り。小さな子どもなら、「さわっちゃだめ!」と言っても喜んで手に取るはず。
大掃除をきっかけに、こうした道具をひとつ新調して、これから1年間、この道具で家をきれいにしようね、と提案してみては? 自分の道具があること、それがいつも手に取れる場所に置いてあることで、子どもも掃除に興味を持ってくれるはずです。
かわいい道具、おもしろい道具で子どもの関心を惹きながら、「きれいになったら気持ちいい」体験とともに、道具の使い方を知ってもらう機会にしていきましょう。
最後にはかならず楽しいごほうびを
子どもたちに「きれいになったら気持ちいい!」体験を楽しく伝えるいい機会
大掃除をする年末は、やがてくるお正月(特にお年玉!?)への期待と、冬休みの開放感で、子どもにとっては「楽しい家族の休暇」の時間です。大人にとっては、掃除や正月準備、帰省など大変なことも多いのですが、なるべく楽しい記憶を残してやりたいもの。そのためにも、子どもと一緒に行う大掃除では
- 始める時間、終わる時間を決めて取り組む
- 時間がきたら、作業が全部終わっていなくても、とりあえずやめる
- 終わったら出かける、外食する、お風呂に入るなどのごほうびを用意しておく
のがコツ。大掃除もそんな楽しいイベントのひとつとして取り組めば、大人自身も年末のあわただしさに飲み込まれずに済みます。子育てはやがていつか終わり、子どももどんどん成長していきます。小さいうちは家が完璧にきれいにならなくても、それが幸せの形。一緒に楽しみながら、のんびりとよいお正月をお迎えください!