還付手続きの流れは?
所得税が還付される可能性のある人には、10月下旬~11月にかけて、保険会社などから手続きに必要な年金情報と税務署からのお知らせが送られてきます。すでに届いている人もいると思います。パッと見ただけでほったらかしにしないようにしましょう。ちなみに、所得税が源泉徴収されていない人や、保険会社などに住所変更の手続きをしていない人にはお知らせは届きません。また、保険会社の合併などで年金情報が残っていないことも考えられますので、心当たりのある人は待っていないで、保険会社に自ら確認をしてみるとよいでしょう。
国税庁のホームページには、年金情報を入力すると「年金の雑所得金額の計算書」が自動的に作成できるシステムが掲載されています。参考までに見てみましたが、かなり難しいという印象でした。今回の還付手続きや問い合わせ先は住所地の税務署なので、わからないことがあったら税務署に聞きましょう。
還付金が支払われる場合、還付加算金がプラスされるのが通例です。どうやら、還付加算金を計算するときの金利はかなり高い模様です。最長5年分の納め過ぎの所得税が戻ってくるのですから、難しくても、めんどくさくてもチャレンジする価値はあります。ぜひ、手続きしましょうね。所得税の還付手続きをすれば、住民税の手続き不要です。
平成12年~16年分についてどうするかは、現在、検討されているところです。おそらく、還付されることになると思われます。