衣替えの頃、あるいは年末の大掃除の頃、イヤでも目につくのはクローゼットの中で眠る服たちではありませんか? 流行遅れだけれどもったいないし、ダイエットに成功したらまた着られるし……、などなど、処分できない理由は様々です。
でも、その服がもう一度役に立つ第2の道があったなら……、きっと気持ちよく処分できるはず。そんな3つの方法をご紹介します。
洋服を途上国に寄付してもOK?
「着ないかもしれないけど、捨てられない……」衣替えはそんな服たちと再会する季節
服の処分で、ガイドがとってもよく聞かれる質問がこれ。「着なくなった服を途上国に寄付したいのだけれど、寄付先ってどこがいいの?」
ガイドの答えは、「洋服の寄付はあまりおすすめできないけれど、するときは慎重に」といったところでしょうか。洋服の寄付はホントに難しいのです。
寄付を募る団体の条件に合ったものをきちんと送れればいいですが、一歩間違うと、不要なゴミを送ることになりかねません。できたら、リサイクルなどで国内で活用したほうがいいと思います。あえて送ってもいいときは、こんなときだとガイドは考えています。
- 海外の被災地や紛争地などでの緊急支援のとき
- 寄付先に一定のルートがある団体が募集しているとき
どちらの場合も、信頼できる団体が募集をしていることが条件です。「この団体、大丈夫かな?」と思ったら、やめておきましょう。さらに、送る場合は以下は最低限のマナーと心得てください。
- 必要とされている衣料だけを、傷みや汚れのない状態で送る
- 送料は自己負担。途上国に送るための寄付も添える(船代等の送料もかかるため)
不要品ではなく、贈り物を届けるような気持ちで送りましょう。
途上国への洋服支援で定評があるのは?
定期的に洋服の寄付を募っている代表的な団体の1つに、日本救援衣料センターがあります。1982年から難民や避難民、災害の被災者に衣料品の寄贈を行っている団体です。送付することもできますし、各地で収集会場を設けて受け付けてもいます。企業とのコラボで古着の収集を行っていることもあります。
協力する際は、募集されている洋服の条件をよく読んで、条件にあったものを送りましょう。そして、送った後には送料の寄付もお忘れなく! 詳細はこちらへ