「星のや 軽井沢」で「吟醸逗留」を体験!

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とうとう来た!あこがれの宿

旅好き、温泉好きにはもちろんのこと、旅館経営のビジネスモデルとしても大注目なのが、星野リゾートだ。旅好き、温泉好きでもあり、日本旅館の飲料部門売り上げ向上サポートを専門とする「日本料飲ビジネス研究会」会長という立場であるワタクシ友田も、ずっと前から気になっていた温泉施設である。その星野リゾートの本拠地「星のや 軽井沢」が、なんと日本酒を贅沢に取り入れた「吟醸逗留」なるオプションコースをやっていることを知り、早速体験に行ってきた。

 

まず「吟醸逗留」とは

【星のや軽井沢では、日本酒成分を生かした滞在により、身体の中や肌に溜まった悪い物質をそぎ落とし、スパや食事、日本酒風呂などで、滞在全体を通してよい成分を取り入れていきます。玄米が丁寧に磨かれて吟醸米になるように、二泊三日のご滞在で心身ともに甦る「吟醸逗留」です。

日本酒には「アデノシン」という成分が多く含まれ、美肌効果や老化防止などのアンチエイジング効果が非常に大きく、筋肉残りをほぐす効果があり、飲むマッサージといわれています。ご滞在は日本酒案内人がアレンジいたします。客室で楽しむお酒からスパのトリートメントまで日本酒の力が甦る逗留をお楽しみください】(HPより)


 軽井沢到着からリポート

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ウエルカムドリンクは甘酒風。麹が生きていて身体によさそう。まさに「吟醸逗留」を実感できるスタート

軽井沢駅からシャトルバスに乗り、星のや軽井沢レセプションに到着。レセプションがあるのは、ハルニレ・テラスというエリアで、軽井沢らしいショップや飲食店があり、ホテル・ブレストンコート、星野温泉トンボの湯、村民食堂、軽井高原沢教会、石の教会などが点在する「星野エリア」のなかでもひときわ賑わいを見せる場所だ。

 
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この車でお部屋に。星野エリア内はどこでも載せて行ってくれる

チェックインはここで。バリ島を思わせる癒しの音楽と、なんと甘酒スタイルのアペリティフでお出迎え。甘酒に含まれる麹は疲労回復効果アリ。ここからすでに日本酒の効用が期待できそうな感じでワクワクする。

 
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木々とせせらぎが美しい。オゾン満載

ご挨拶をしてくれた「日本酒案内人」と称するスタッフが、この逗留のすべてを管理してくれる。もちろん日本酒の達人である。

 
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清らかな水辺に面した部屋

この案内人さんの運転する車で、野鳥の森や清らかな水辺をミニドライブしながら「谷の集落」にあたる星のやの各自の部屋へ向かうのだ。 点在する家並みがきれい。

 
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深呼吸したくなる場所だ

お天気がよければ、歩いて周辺を散策することもできる。今の季節なら紅葉が美しい。水面のきらめきと、色とりどりの木々、青い空。贅沢贅沢……。

 

野鳥の森一望の山路地の部屋で日本酒風呂

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私の部屋は山路地の部屋。高台にあって眺め爽快!

 

今回の私の部屋は、「山路地の部屋の二階」。このほかに「水波の部屋」「庭路地の部屋」などがある。野鳥の森や水辺が一望でき、開放感満載。思わず深呼吸。

 
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部屋のベランダは広くて気持ちがいい。ソファも完備。ここでの1杯がたまらない

広々としたベランダには気持ちのいいソファが。 時間の経つのを忘れそうな場所。もちろん「吟醸逗留」ならここで一杯ですな。冷蔵庫には星野リゾートが運営する「ヤッホー・ブルーイング」の軽井沢地ビールやよなよなエールが完備。

 
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清潔なベッド。とても落ち着く

担当の日本酒案内人さんは、お茶を丁寧に入れてくださり、お部屋の説明をした後、今月の「季節酒」を持って、再び登場。

 
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部屋で楽しめる季節酒はこの「菊酒」

訪ねたこの月は9月だったので「菊酒」。昔から重陽の節句を祝うおめでたい飲み方。 ベースになる日本酒は信州の地酒。しっかりとコクがあって、飲み応えありのタイプ。ちなみに11月は「ひやおろし」、12月は「新酒」が出される。花は、11月が紅葉したもみじ、12月が寒椿。ステキでしょ。
 

 
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秋が深まれば、もみじ酒、雪見酒に代るのかな?

「菊酒」は秋の風情が感じられるニクイ演出だ。 森の風を感じながらベランダで菊酒片手に日本酒読本など読みながら日本酒の効用を確かめる。これぞシアワセ。

すると、再びノック。

 
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お待ちかねの酒風呂。ヒノキと日本酒の香りがいい

今度は、「日本酒風呂」の準備だ。注いでくれるのは日本酒案内人おすすめの「斬九郎 特別純米火入れ」(伊那市宮島酒店)だ。いいねぇ。

 
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日本酒案内人が注いでくれる。「たっぷり目にお願いね」

ヒノキのお風呂にセッティングされた同じくヒノキの枡にたっぷり注ぎいれてくれる。 飲んでよし、風呂に混ぜてよし。信濃の酒らしくもぎたてのリンゴのような華やかな清酒の香りがすがすがしく香る。なんと贅沢な。じっくり1時間、温まる温まる……。
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吟醸逗留の目玉、お部屋での日本酒風呂だ!



吟醸スパトリートメントで身体の外から潤いを!

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スパトリートメントはこのガラス張りの建物

日本酒風呂でゆっくりリラックスしたあとは、期待値マックスの「吟醸スパトリートメント」。スパのレセプションで簡単なカウンセリングを受け、さっそくトリートメントへ。水辺が近いスパの部屋も気持ちがいい。

 

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トリートメントはこのお酒。かわいい

ここで使われる日本酒は「Riz Vin(リ・ヴァン) 7」(佐久市千曲錦酒造)。アルコール7%のまるでドイツワイン(名前はフランス語だけど)のような日本酒だ。最初は、酒粕の足湯から。その後、体全体を美肌と保湿効果満点の酒と酒粕でパック&トリートメント&マッサージをしてもらう。まさに、夢心地夢心地……。

 

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水辺が見えるスパの部屋。落ち着く

日本酒風呂もスパトリートメントも実際に美味しく飲める日本酒を使用するところが贅沢だし、効用を実感できるポイントかもしれない。 マッサージ後は、顔も体も、ツッルツル。日本酒効果、恐るべし。

 

日本酒たっぷりの常夜鍋で、体の内側から日本酒マッサージ

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広々とした和食どころ「嘉助」

お楽しみの夕食。メインは「常夜鍋」豚肉とほうれん草を使ったシンプルな鍋で、毎晩食べても飽きない鍋というところから名づけられた。いただくのは、緩やかな勾配の壇上になった「嘉助」。これまた、深呼吸したくなるくらい気持ちのいい空間だ。


 
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夕食と朝食はここ。見下ろす感じが気持ちいい

「常夜鍋」の美味しいポイントは出汁にたっぷりの日本酒を使うこと。味に深みとまろみとコクをプラスしてくれる。もちろん自宅でも簡単につくれる。ちなみに我が家のレシピは100%日本酒で作ること! 「吟醸逗留」の常夜鍋はプロのスタイル。出汁がきいてます!

 

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おすすめの信州の地酒5種

「嘉助」には、長野の地酒をはじめ、全国の人気地酒銘柄がずらり揃う。今夜は5種飲み比べできるセットを注文。吟醸逗留だものね。ここはいろいろ体験せねば……。

 
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1人ずつの小鍋仕立て「常夜鍋」

チェックインからお世話をしていただいている日本酒案内人は、この嘉助の飲料責任者でもあるらしく、日本酒のおすすめも上手。こちらの希望にも丁寧に答えてくれ、どの料理にはこれがおすすめと美味しい相性も教えてくれる。なんでもお茶の心得もあるとかで、所作がとても美しい。こういうスキルの高いスタッフにサービスしていただくと、いい宿に来たなという満足感とまた来たいという思いが高まるというもの。



 
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熟成酒もおすすめ多し

めったに飲めない長期熟成酒などの品揃えもすごい。身も心も日本酒の渦に飲みこまれていく……。

従業員の方々が自ら一つ一つに火をともすという水面に点滅する灯りを見ながら、もう一度酒風呂。ゆっくり温まりながら就寝。夢の中、夢の中……。