「ル・ヌー・パピヨン」のメニューを御紹介
シェフの川田祐樹さん
シェフは2年半のフランスでの修業を終えて帰国後、すぐにシェフとして迎えられた「川田祐樹」さん。フランスではパリのジョルジュ・サンクを皮切りに、左岸のザ・キッチン・ギャラリーやマレ地区のカフェ・ド・ミュゼで働かれましたが、「シャルキュトリー(charcuterie)」(肉を加工した伝統的な食品を専門に作るフランスならではの業種)をやりたい! という、たぎる情熱に抗えず、パリから遠く離れたナント地方のシャルキュトリーでみっちり修業されてから帰国されたという訳です。
シェフお得意のシャルキュトリー盛り合わせ
実際に、私もシェフのシャルキュトリーをいただきましたが、これがもう旨いのなんの! 食欲のヴォルテージを掻き立てるかのごとく、舌の上で放たれる良質な豚の旨味に、赤ワイン必須の絶妙な塩加減といい、これはもはや「匠」の職人技。気前の良いポーションも含めて、シェフに拍手を送りたいですね。
また、これらシャルキュトリーはテイクアウトも出来ますので、家やホテルでパーティを開く時など買って帰るのもいいでしょう。
ビストロの定番「ステック・フリット」
そして、先述しましたが、パリの古き良き時代のビストロでは欠かせない一皿、「ステック&フリット」! 肉食系男子なら、無心でガッついてしまいたくなるようなシズル感溢れるルックスですね。しかも使われてる肉がシャロレー種のリブロースとくれば、赤身好きには堪りません。約2ヶ月間も熟成させた肉質は、シャロレー種が持つ赤身の旨味が引き立ち、肉香も抜群! 柔らかくジューシーな食感で、まさに舌が踊る一皿。
さらに、この日は「ベアルネーズソース」付き! クラシック料理では有名なソースではあるものの、作り手にとってはとってもデリケートなソースなので、最近ではあまり見かけなくなっていますが、シェフは果敢に作られているのです! ビストロとはいえ、やはりステーキにはベアルネーズが定石。もちろん、ステーキだけでなく、付け合せの「フリット」につけて食べても旨い! この食べ方、かなりオススメです。
パンにはリエット付き
パリのビストロを大阪に持ってきた、フランス愛に溢れる一軒。「ステック&フリット」を食べたことのない方も、パリのシャルキュトリーが忘れられない方も、ここ大阪のど真ん中の安土町に来れば、パリの空気と味を堪能できますよ。
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■Le Noeud Papillon(ル・ヌー・パピヨン)
住所:大阪市中央区安土町1-5-7
アクセス:大阪市営地下鉄「堺筋本町駅」徒歩約3分
地図:
Yahoo!地図情報
TEL:06-6262-0123
営業時間:11:30~14:00(LO)、18:00~22:00(LO)
定休日:月曜日
※ 川田シェフはル・ヌー・パピヨンを退店されました。当記事は川田シェフ時代の過去記事です。
※上記データは記事公開時点のものです。